【広報ふじ昭和58年】あなたの考え・意見・提案が心と心を結ぶ お便りコーナー
あなたのお便りをお寄せください
このコーナーは、皆さんの意見交換の場とさせていただきます。テーマに基づいた、あなたの意見や提言などを、どしどしお寄せください。
お便りをお待ちしています。
◇応募される人は原稿用紙へ300字程度にお書きください。趣旨を変えないで原稿を直すことがあります。住所・氏名・年齢・連絡先を忘れずにお書きください。
◇送り先は−市役所広報広聴課
〒417 永田61-1
原稿締切日は、毎月15日です。
今月のテーマ 我が家の防災対策
大塚さん
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8月8日の地震では、市内全域にわたり、停電、断水とわたしたちの生活がみだされ、地震のこわさを思いしらされました。災害の未然防止、被害の軽減をはかるには日ごろからの備えが大切です。我が家の防災対策はこのようにしていますというお便りをいただきました。
関東大震災を体験
鈴木 清さん 天間北(70歳)
地震に対しては、まず、“自分の身は自分で守る”ということが第一です。地震発生を予知することは、大変むずかしいことです。国の地震予知連絡会というのもあまりあてにはできません。
地震が発生した場合は、“まず火を消せ”といわれていますが、揺れている時は、机とかテーブルに身を寄せ、揺れがおさまったら、す早く行動することです。
子どものころ、私は東京で関東大地震災を体験しました。大震災というと、大火による被害ということになりますが、ある地区だけは火災が発生しなかった。なぜかというと、地震発生でほとんどの人たちが逃げたのに対し、その地区の人たちだけは、力を合わせて救助活動や消火活動をしたからなんです。なんといっても、日ごろの訓練や心構えが大切です。
私の家では、非常持出品、避難用具は玄関に置き、外へ出る時の通路も決めてあります。
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( 写真説明 ) 防災7つ道具を前に鈴木さん
水の確保が大切
風岡三枝子さん 上横割(34歳)
我が家で、防災対策を本格的に考え始めたのは、ちょうど東海大地震説が騒がれだした頃でした。
まず第一に考えたのは、水を確保しなければということでした。
ある程度の量の水を常時確保するには、保存のきく水でなければと、黒部渓谷から流れる水が、健康にも良く保存もきくということを開き、毎年一度、富山県まで水をくみに行き、この水を20リットルのポリ容器3本に常時、確保してあります。
このおかげで、8月8日の地震による断水にも我が家では困りませんでした。このほか、非常袋を三袋用意し、一つは食料品、一つは衣類、一つは雑用品類と分けて入れてあり、どの袋を誰が持つかをあらかじめ決めてあります。
もちろん中身の入れ替えも年2回点検を兼ねてやっています。
また防災頭巾も住所、名前、血液型を記入した布を縫いつけ、一階と二階にそれぞれ用意し、家のどの場所にいてもいざ地震という時には、かぶれるようにしてあります。
いずれにしても、自分達の事は自分達で守るという姿勢と、日頃の備えが必要だと思います。
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( 写真説明 ) 避難体制完了の風岡さん親子
コミニュティーづくりを
大塚芳郎さん 広見9防災会長(62歳)
私は、防災対策はまず地域のコミュニティーづくりから出発すべきだと考えています。
災害時には、隣近所はもちろんのこと、地域全体が協力しあわなければ何もできません。そこで私達の地域では、いろいろなリクレーション活動を通じ、住民間のコミュニティーづくりに力を入れています。
また、私達の地域では、住民の75パーセントが共働き世帯のため、昼間の災害時には、大人の人手が足りません。
いくら訓練を積んでも実際に即した訓練でなくては役に立ちません。
そこで、3年前から比較的帰宅が早い中学生を中心とした訓練を実施し、これを大人が指導、補佐するという内容にしています。地域の連帯感を深めること、これが防災対策のうえで大切ではないでしょうか。
テーマ
■10月は「私と本との出会い」
秋の夜長に読書を−テレビ社会活字離れの時代といわれる中で、こんな言葉は、遠のいてしまう感さえあります。
しかし、私たちにとって本は、夢や希望、知識を与えてくれるばかりでなく、人生観さえ変えることもあります。
そんな中でのあなたと本との出会をお便りください。
■11月は「我が家の味・自慢料理」
食欲の秋−。わたしたちの食生活は、食料不足の時代から満ち足りた時代へと変化してきました。
特に最近では、手数のかからないインスタント食品、冷凍食品が多く普及されています。味の伝承は、いれゆる「おふくろの味」で伝えられる家庭料理が持ち味です。
我が家の味、自慢料理はこれですというお便りをお待ちしています。
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( 写真説明 ) 読書の秋です。あなたと本との出会いは…
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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