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【広報ふじ昭和58年】郷土の遺跡

人々の生活 大坂上古墳出土 柄頭(つかがしら)

 県立吉原工業高校構内に移築復元されている古墳は、7世紀前半頃に造られたと考えられる『大阪上古墳』です。
 この古墳は直径17メートル程の円墳で、金銅製の柄頭が出土しました。
 大刀の飾りは、柄(つか)、鍔(つば)、鞘(さや)に分けられ、なかでも柄の端に付く柄頭は最も特徴的な飾りです。
 柄頭は形によって環頭(かんとう)式、円頭(えんとう)式、圭頭(けいとう)式、頭椎(かぶつち)式、方頭(ほうとう)式等が知られています。
 大阪上古墳から出土した柄頭はこのうち方頭式と呼ばれるものです。市内では船津、須津両古墳群から4点程出土していますが、須津から出土したと言われる環頭式柄頭は金銅製で、輪の中には2頭の竜が珠をふくもうとする飾りがある立派なもので、東京国立博物館に保管されています。
 古墳時代、地方の首長はこの美しい飾り大刀や玉等で身体を飾り支配者であることを誇示し、さまざまな「まつりごと」を行うことにより、領民からあがめられていました。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 圭頭式
( 写真説明 ) 環頭式
( 写真説明 ) 方頭式
( 写真説明 ) 頭椎式
添付ファイル
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