市教育委員会は、教育の振興及び芸術文化の向上につくした市民などに贈る「教育文化奨励賞」を4氏1団体に贈りました。この賞は、昨年度から新しく設けられた制度で、今年で2回目です。表彰式は、5月3日、富士商工会議所で行われました。
絵画活動の普及に
石田 善彦さん 富士本町(75歳)
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本市洋画壇の先駆者の一人であり、独得の画法は端麗な調和と自然な表現で、写真派の規範に基づくものと定評がある。
昭和35年第1回市美術展以来17年間成人学校の講師として、若い美術家の養成に努力した。
教育書道の振興に
貫名 實さん 松岡(71歳)
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昭和22年、町立富士中学校の国語教諭として勤務し、その後、吉原高等学校等の教員生活の25年間、毛筆習字の普及と向上の道を歩む。昭和52年、富士書道連盟の会長に就任する一方、書道展協力委員を永年努める。
茶道の普及向上に
庭山 くにさん 本市場(72歳)
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今日の本市、茶道文化の隆盛発展をきわめる基盤づくりを果たす。昭和31年、市文化連盟の発足以来、常任理事をつとめ、昭和48年、表千家心和合を結成。
会長として指導力を発揮し、茶道グループの育成等にも尽力。
文化活動を推進
水城 孝さん 三日市(62歳)
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新ロマン主義の北原白秋などに師事し、新しい時代の自由な人生感湧れる歌風をもって、中央文壇で活躍。昭和21年、愛好者を募り吉原短歌会を結成。41年、十字路短歌会を結社し、本市の文芸活動の推進を実践。
貴重な民俗芸能を伝承・保存
鵜無ヶ渕神楽保存会
昭和35年、町内の有志が集まり、当初15名で神楽保存会を結成。その後、会員も増え町内ぐるみの支援体制が整う。心のふるさとである祭典での披露はもとより、市主催の成人式行事にも参加出演するなど、本市の貴重な民俗芸能として評価が高い。