【広報ふじ昭和58年】巡視員の報告から 自然が泣いている 不法投棄は許しません
富士山麓や愛鷹山の自然は、市民みんなの財産です。
日本一の富士山を背景にしている富士市は、自然に恵まれていますが、この自然も廃棄物の不法投棄や野鳥の不法な捕獲などによって荒され泣いています。
ここで紹介する自然巡視員制度はきめ細かく自然を守っていこうとするものです。
自然の木や林は保護
市は、市民生活を風水害などから守り、人々の心のやすらぎを与える自然を大切にしてきました。
市面積の半分を山林が占めていますが、この地域以外ではあまり見られないアシタカツツジ、富士桜や丸火自然公園の広大なこなら林など自然の木や林は少なく、これからも保護していかなければなりません。
自然の大敵は不法投棄
自然巡視員の昨年の報告にも数多くのごみ不法投棄発見の報告がされています。
特に目立った不法投棄場所は、大渕丸火自然公園から県道富士七色石、裾野線へ出る手前の山林分譲地周辺や岩本山周辺の道路脇付近などでした。
これからは気候もよくなり、ハイキングなどに行く機会が増えると思います。その時道路脇に大量のごみが捨てられていたら誰しも不快な感じを持つでしょう。
自然も自分の庭と同じです。絶対に不法投棄を見のがすことはできません。見かけた時には、場所・日時・車のナンバーなどを記録しておいて市環境衛生課(電話番号 51-0123 内線 566)へ通報してください。追跡調査を行います。
巡視員の役割
自然環境保全に関心をもち、指導力と行動力に富んでいる10人の方々に自然巡視員をお願いしてあります。
巡視員は、自然の状況をつかむため、各巡視コースを月に1回以上観察しながら巡視し、状況を市環境保全課へ報告しています。
巡視の内容は、松くい虫の害による松枯の様子や塩害による松林の変色などを発見したり、ごみの不法投棄の多い所には看板を設置したりしています。
また、不法な宅地造成や山林伐採など地域の開発状況を事前に知らせています。
動物(しか、山ざる等)を目撃した場合、目撃カードに名前、場所、時間を記入し、人家附近で発見した時は、農作物の被害状況などもチェックしています。 鳥獣も不法な捕獲、狩猟を行っている人への指導や助言も行い、鳥獣の保護対策にも努めています。
市は、報告を受けた中で、至急対処しなければならないことは、関係課で調査をしてそれぞれ対応しています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 富士市自然巡視員のみなさん
- 写真あり -
みんなで清潔な住みよいまちづくりを
−5月15日に市民美化清掃−
「富士市をきれいにする市民運動推進連絡協議会」は、みどり豊かで清潔な住みよいまちづくりの市民運動の一環として、美化清掃など全市民的な実践活動を展開しています。
昭和58年度第1回市民美化清掃として、空きかん、散在ごみ、河川、側溝などを対象に地域の総合的な美化清掃を行います。
この事兼は、5月29日に実施が予定されている関東地方1都9県の統一美化キャンペ−ン事業に呼応するものです。
市民のみなさんの参加をお願いします。
実施内容
◆実施する日
5月15日(日曜日)(雨天の場合22日)
◆実施する時間
8時〜9時30分ですが、自治会(町内会)単位で実情に合わせて決定してください。
◆ごみ、土砂などの仕分け、及び回収
・可燃物......紙くず、木くずなど
・不燃物......ビニール、発泡スチロール、空きかん、空きぴん、金属類など
*家庭ごみは出さないでください・回収は10時から特別収集を行います。なお、上砂の収集車への積み込み作業は各自冶金でお願いします。
◆清掃活動問合せ先
市環境保全課 電話番号 内線 562
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp