富士市 FUJI CITY Official Site

富士市
広報ふじ > 昭和58年 > 昭和58年4月5日 362号 > 【広報ふじ昭和58年】あなたの考え・意見・提案が心と心を結ぶ お便りコーナー

【広報ふじ昭和58年】あなたの考え・意見・提案が心と心を結ぶ お便りコーナー

あなたのお便りをお寄せください

 このコーナーは、皆さんの意見交換の場とさせていただきます。テーマに基づいた、あなたの意見や提言などを、どしどしお寄せください。
 お便りをお待ちしています。

◇応募される人は 原稿用紙へ300字程度にお書きください。趣旨を変えないで原稿を直すことがあります。住所・氏名・年齢・連絡先を忘れずにお書きください。

◇送り先は一市役所広報広聴課
 〒417 永田61-1
 原稿締切日は、毎月15日です。

私の入社・入学体験

 いよいよ入学・入社シーズンを迎えました。
 入学・入社当時の思い出は、誰でもが持っているもの。楽しい思い出、苦い思い出など、人それぞれによって異なるとは思いますが、自分にとっては、忘れることのできないものです。そんな思い出を語っていただきました。



初めてのお茶当番
山本みゑ子さん(33歳 八王子2丁目)

 15年前の3月、高校を卒業してある会社へ入社した時の苦(にが)くてなつかしい思い出です。
 会社では女子社員が交代で、お茶を入れることになっており、私の番になりました。今まで、お茶を入れたことなどあまりなかったので、お茶の葉をどの程度入れたらよいのかわからず、前に誰かが出したあとの急須を見て、同じ程度の量を入れてみました。
 ところが、これが失敗のもと。お茶の葉は乾いている時と、湿っている時では、まったく量が違って見えるのです。失敗に気付き、ガックリ肩を落として湯のみ茶わんを片付け始めました。そして、課長の茶わんを下げようとした時、何とあの苦いお茶が空になっていたのです。そして、にこにこしながら「今日のお茶は、苦かったなァ」とほほ笑んでくれたのは、今でも忘れられない体験です。



何でも話せる親友を
稲岡里美さん(21歳 原田)

 東京でひとり暮らしの大学生活。
 全く知らない土地で、全く生活環境も異なり、入学当時はこれからの4年間のことを考えると、ただ心細さと不安でいっぱいでした。私のような小心者は大学へ入ったからとて、とても遊ぶ余裕などありませんでした。思った以上に厳しい授業に耐え、下宿にまっすぐ帰ってはピアノの練習しかなすすべを知らず、夕食の献立に悩み、夜はテレビやラジオで寂しさをまぎらわす。そんな毎日を送っていた私も、4月からは早くも4年生です。ようやく慣れたころには卒業のことを考えています。大げさですが生きるも死ぬも自分自身にかかっているようで、毎日懸命に生活してきたおかげで、お金や時間の使い方、料理や家事など、次第に上手になってきたようです。気を張っていれは病気も寄りつかない、何でも話せる親友を1人でいいからつくると、とても心強いものです。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 音楽大学4年生の稲岡さん



平和な世の中を
近藤武美(たけよし)さん(50歳 鮫島)

 私が小学校へ入学したのは、ちょうど太平洋戦争が始まる前の昭和14年。物不足の時代で、食べ物や衣服なども、とても現在では考えられない程そまつなものでした。学校へ通うにはわらぞうりを履いたり、おべんとうにはサツマイモを食べたり…。
 戦争が激しくなると勉強はほとんどできず、毎日が勤労奉仕です。近くに飛行場があったので、警戒警報が鳴ると練習機をみかん畑の中へ隠したこともたびたびありました。
 戦争のために多くの人が犠牲となり、私の家の近くでも親や子どもを亡くした人が多勢います。
 今の子どもたちを見ていると、つくづく幸せだなあと感じます。それと同時に、戦争という悲劇を二度と繰り返してはなりません。自分たちが経験したあのようなことは、子どもたちにさせたくないのです。
 世界中から戦争をなくし、すべての人たちが平和で暮らせる、世の中であってほしいと願います。

テーマ

■5月は「我が家の健康法」
「健康」。これは、私たちにとって何ものにもかえがたいもの。ふだん何気なく生活していても、病気になったときなと。健康であることのありがたさを、つくづく感じさせられます。健康で長生きしたい−これはすべての人の願いです。
 良事・運動・休養法など、ふだん家庭で健康について、工夫していることがありましたら、お便りください。

■6月は「老後を生きる」
 日本は世界でも、1・2位を争う長寿国。もはや、“老後は第3の人生”とさえいれれています。私たちにとって、老後をいかに過ごすかは大きな課題です。張りのある人生は、長生きの秘決でもあります。
 私は、老後をこのように送っている、又自分が年をとったらこのように過ごしたい。こんなお便りをお寄せください。

- 写真あり -
( 写真説明 ) あなたの健康法は...
添付ファイル
※PDFを初めてご覧になる方は、ソフト(Adobe Reader)のダウンロードが必要です。
「Get Adobe Reader」のボタンをクリックし、説明に従いAdobe Readerをダウンロードして下さい。
Get Adobe Reader
広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp
〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地 電話 0545-51-0123 ファクス 0545-51-1456
E-mail kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp