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【広報ふじ昭和58年】郷土の遺跡

人々の生活

東坂古墳出土の鏡

 県立吉原工業高校敷地内には「東坂古墳」と呼ばれる前方後円墳がありました。この古墳は、5世紀初め頃に造られた古墳で、遺骸のそばには鏡・剣・玉などが埋葬されていました。
 鏡は、弥生時代から地方の首長のあかしとして、中央の政治指導者から贈られたもので、権力の象徴を意味しました。中国では実用・芸術品として使われていたようですが、農業を中心として生活していた日本には、太陽を司(つかさど)る「力ミ」がいると考えられていました。
 鏡は、この太陽の光を受けて幻想的な輝きをつくることから、神の化身としてあがめられ、神格化したようです。東坂古墳から出土した2枚の鏡も、神として信仰され、これを持つ首長は「スルガの王」として絶対的な「力」を持っていたと考えられてます。

- 写真あり -
( 写真説明 ) 内行花文鏡(ないこうかもんきょう)
( 写真説明 ) 四獣鏡(しじゅうきょう)
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