【広報ふじ昭和58年】富士市をきれいにする市民運動1周年
記念講演会を開催
演題 みどりは地球を救えるか
とき 2月19日(土曜日)13時30分〜 富士文化センター
「みどり豊かで清潔な住みよいまちづくり」を全市的な市民運動として展開することを目的に発足した富士市をきれいにする市民運動推進連絡協議会(会長石田潔さん)は2月で1周年を迎えます。そこで、協議会は、1周年記念事業として記念講演会を開きます。
講師は、世界的な植生学の権威者である横浜国立大学の宮脇昭教授です。
みなさんのご来場をお願いします。入場は無料で、ご来場の人には、春まきの草花の種をさしあげます。
講師から富士市民へのメッセージ
富士市をきれいにする市民運動1周年おめでとうございます。
快適で住みよいまちづくりを進めるために、欠かすことのできない、みどりや清掃美化の運動を自らの手で実施している。富士市民各位に深く敬意を表します。
この度、市民運動1周年の記念講演会にお招きいただくことになりました。ご案内のとおり地球的な規模でみどりが減少しており、資源エネルギー、食糧問題など共にみどりを中心とした環境悪化の問題は、人類の生存に暗い影を投げかけていると言っても言い過ぎではありません。
私達は今、みどりと人間のかかわりを正しく認識し、環境保全の視点を現在から孫子の代まで広げながら、生存環境としてのみどりを創造していかなければならないと考えます。
そこで、現在に生きる私達が、今なすべき責務とは何か、私の理論とその実践方法をお話し申しあげながら、人間生活に欠かすことのできない、みどりの問題を富士市民のみなさんと考えたいと思います。 昭和58年1月10日
問合せ先 市環境保全課 内線562
横浜国立大学教授 理学博士 宮脇 昭
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講師はこんな人
昭和3年 岡山県に生まれる。
昭和27年 広島文理大学生物学科卒業。
西独植生図研究所研究員、横浜国立大学講師、同助教授、同大学環境科学研究センター教授などを歴任し現在に至る。
現在 横浜国立大学環境科学研究センター教授、理学博士。
西独ゲッチンゲン大学、西独ザールランド大学より名誉博士号、通産省エネルギー庁環境審査会顧問、日本ユネスコ国内委員会自然科学小委員会調査委員。
主な編著書 植物と人間(NHKブックス)人類最後の日(筑摩書房)日本の植生(学習研究社)生きものの条件(柏樹牡)シュミット・ヒューゼンの植生地理学(朝倉書店)など多数。
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
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