【広報ふじ昭和58年】郷土の遺跡 出土品紹介
今回から、市内の遺跡からの出土品とその当時の人々の生活についてシリ−ズで紹介します。
天間沢の人々 その1
縄文時代の人々は、川の魚を取り、山野のけものを狩り、木の実を拾い、芋を掘って生活していました。長い間、同じ場所で生活していると、これらの食料が少なくなってしまうため、数年から十数年を周期に、食料を求めて集落を移動していました。
市内には、縄文時代の代表的な遺跡として、鷹岡の天間沢遺跡があります。
7回にわたる発掘調査から、縄文時代中期(4,500年前)ころの住居址や墓地といわれる配石構、また、土器や石斧などが数多く出土しています。このようなことから、この天間沢には、縄文時代の人々が長く生活していたことをうかがい知ることができます。しかし、その間でも生活に必要な自然が失われるとここを出てゆき、またここに自然が豊かになると帰ってくるということを、何度も何度もくり返していたようです。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 縄文時代の複合した住居址
添付ファイル
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