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【広報ふじ昭和58年】富士市の伝説と昔ばなし いろはかるた

いろはがるたの作者
宮川 清(みやかわきよし)さん(63歳) 本市場3区
- 写真あり -

昔話しを伝えたくて
 市内には各地におもしろい昔話しが多く、尋ね歩くのも楽しみなものです。しかし、都市化によって次第に埋もれていくようで淋しいですね。
 そこで、昔話しを少しでも伝えたくて、いろはがるたにしてみました。
 駄作なのでおはずかしいんですが。



 いぬも歩けば棒にあたる。論より証拠。花よりたんご…。
 昔から、正月の遊びの一つとして江戸いろはかるたは知られています。
 そこで、富土市の伝説や昔話しにまつわるいろはがるたを紹介します。



い いけにえの巡礼哀れ雁堤(かりがねつつみ) (松岡)
ろ 老木は乳房の垂れたいちょう地蔵 (富士岡)
は はりつけて村人救った青年名主 (青島)
に 日連の教えひろめる高座石 (岩本)
ほ 頬なでの槇(まき)は伝法中村町 (伝法)
へ 変てつもないが冷たい氷石 (宮の上)
と 堂守る新浜部落の備前さん (新浜)
ち 長者池吉野の娘は蛇(じゃ)の化身(けしん) (天間)
り 流行の病を治すかんかん堂 (伝法)
ぬ 沼川と和田川合流いけにえ渕 (前田)
る 累世(るいせい)の古き話の竹取塚 (西比奈)
を をさんの宮大渕沼水狐を祭る (大渕)
わ 和田川の渕に身を投げおその水道 (新橋)
か 上下(かわしも)の中島祭るいなり地蔵(中島)
よ 頼朝の旗上げ勲功(くんこう)鮫島四郎 (較島)
た 大師作石のお薬師(やくし)福泉寺 (柳島)
れ 霊験もあらたか地蔵は陽徳寺 (吉原)
そ その昔家康治った御殿坂 (今泉)
つ 連れている家来に頼朝鵜の有無を(鵜無ヶ渕)
ね 葱の汁神様落馬し目を痛む (宇東川)
な 中島の茅積場(かやつんば)では猫踊り (中島)
ら 楽園となった小鳥と木の宮さん (今泉)
む 村の名を頼朝つける傘木(からかさぎ) (伝法)
う 氏政の首塚祭る源立寺 (蓼原)
ゐ 祈るうち雨降る日蓮まんだら堂 (神戸)
の のぞきみてうつす照天(てるて)の鏡石(かがみいし) (原田)
お 大渕は塔婆(とうば)で芽が出たさかさ杉 (大渕)
く 草刈りで大蛇とび出す大峯山(おおみねさん)(丸火)
や 山へ来て炊木を切ると雨が降る (大渕)
ま 巻狩りの頼朝休む矢筒石 (天間)
け 境内の子育稲荷は大運寺 (吉原)
ふ 婦人病水かけ参る腰掛石 (片宿)
こ 豪族の外木鬼門の塔の松(塔の木)
え 選ばれて天子ケ岳へ膳並の土 (本市場)
て 天狗居た立願渕(りゅうがんぶち)のうなぎとり (久沢)
あ 仇討の万太郎塚に古き松 (宮島)
さ 猿がいて道の番する猿番道 (大渕)
き 兄弟の墓は曽我寺榎木沢(そがでらえのきざわ) (入山瀬)
ゆ 柚の葉で地震治まる柚木神社 (柚木)
め 名馬得た梶原影季(かじわらかげすえ)源太坂 (石坂)
み 妙乗寺狐火ゆれる津山たんぼ(津田)
し 白石でいぼが全快瘡守稲荷(かさもりいなり)(本市場)
ゑ 夷城(えびすじょう)やまと武尊(たける)の滞在地 (間門)
ひ 飛脚屋の三度屋渡る三度橋 (高島)
も もの凄(すご)い羽音で逃げる平家越(へいけごえ)(新橋)
せ 咳(せき)治すお茶ばあさんは福寿院 (横割)
す すえた釜飢饉(かまききん)に救うかゆが渕 (今泉)
ん 運がよく綿の木育った木綿島 (吉原)
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