鈴木香峰(かほう)は文化5年(1808年)幕臣 原権次郎(はらごんじろう)の第三子として生まれました。
32歳の時、吉原宿脇本陣扇屋助次郎の養嗣子(ようしし)として鈴木氏を襲名(しゅうめい)し、吉原駅長として30余年勤め、その功が認められて姓氏を称することを許されました。
香峰は、詩・歌を好みましたが、引退後はもっばら画道に専念し、水墨画に彩色をほどこした山水画は、名声を博し、当時の宮内省にも買上げられました。
彼は、明治18年(1885年)78歳で病気のためなくなりました。
墓は唯称(ゆいしょう)寺(吉原3丁目)にあります。
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( 写真説明 ) 鈴木香峰山水画
( 写真説明 ) 縮図帳表紙
( 写真説明 ) 縮図帳