相談ふじ開設 電話番号 51-3741(ミナヨイ)
子どものこと、学校での友人関係、進路のことなどで悩んでいる人。あなたの悩みや相談を電話でお受けします。
市青少年補導センターは、青少年の悩みや心配ごとを電話で相談できる「相談ふじ」を、7月中旬から開設します。
●少年非行は第3のピーク
戦後第3のピークを迎えている青少年非行。これは、今まで最高だった昭和39年をはるかに上回っています。富士警察署によると、昨年一年間に市内では、3,043人の青少年が、不良行為として補導され、このうち、学生・生徒が1,252人(うち女子127人)で、全体の約41パーセントを占めています。
また、最近の青少年非行の特徴として、窃盗及び横領といった、いわゆる“遊び型非行”の増加と、非行の低年齢化があげられています。
このように増えつづける青少年非行ですが、非行防止の大きなきめ手のひとつとして、早期発見、早期治療があります。
非行の早期予防は、保護者の適切な助言と、本人の不満を受け入れる対応によって、かなり予防効果をあげることができます。
●無言は深刻な相談の前ぶれ
非行の増加と同時に、自分の悩みや心配ごとを聞いてもらえる相手がいない、いわゆる“孤独型”の青少年も増えています。さらには、登校拒否や家庭内暴力などによる親の悩みも増加。
県教育委員会が行っている「ハロー電話」の55年度の利用状況をみると、1年間で1万8,999件の電話相談がありました。
この内訳は、青少年からが8,334件、保護者からが5,378件、一般からが2,091件、無言が3,194件。この中で、無言は、深刻な相談の前ぶれとも理解できます。
青少年の内訳は、小学生753人、中学生4,902人、高校生1,591人、青年1,088人で、中学生が圧倒的に多くなっています。
相談内容と件数については、登校拒否が一番多く3,624件。次いで性格行動1,435件、身体・こころ1,341件、男女交際1,338件の順となっています。
青少年で一番多いのは、男子が性の問題、女子が友人関係。保護者の中では、登校拒否が圧倒的に多くなっています。
●“相談ふじ”は7月中旬から
“相談ふじ”の電話受付は、7月中旬から行います。(日時が決まり次第、暮らしのたより、広報無線放送でお知らせします)
場所は、市役所西側の道路公団、西富士道路跡地です。(右側の地図参照)
相談者の対象範囲は、小・中・高校生及び青少年とその親になります。
相談日は、月曜日から土曜日まで。
ただし、祝・祭日は休み。
受付時間は正午から夜8時まで。
相談には、教職経験者などのベテラン相談員が交替であたります。
補導センターを誰もが気軽に利用できるように配慮するとともに、電話相談や面接相談を行うことによって、青少年の健全育成のための機能をさらに強化させようとするものです。青少年補導センターには、専門職員や相談員等が配置され充実をはかります。
子どものこと、自分のこと(青少年自身)で悩みや心配ごとがあったら、お気軽にダイヤルしてください。
“相談ふじ”は、信頼と触れあいを大切にし、心の支えになります。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 電話等の相談業務開設予定地