富士山信仰と浅間神社(せんげんじんじゃ)
市内の今宮浅間神社は、丸火溶岩(まるびようがん)の最南端にあります。
これは、富士山が噴火をくり返して人々をおそれさせていたので、山に宿る(やどる)神の心を鎮め(しずめ)ようとした信仰のあらわれです。やがて水の徳を持った神をまつり、噴火のわざわいを防ごうとする信仰がうまれ、コノハナサクヤヒメを祭神(さいじん)とするようになりました。
浅間神社が湧水池(ゆうすいち)の近くに多いのはこのためです。富知六所浅間神社(ふじろくしょせんげんじんじゃ)などはそれです。
なお、山岳信仰の伝説上の人物である「役の小角(えんのおづぬ)」の系譜下にある多くの修験者(山伏)(しゅげんじゃ (やまぶし))は、富士山信仰でたいへん活躍しました。
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( 写真説明 ) 今宮浅間神社
( 写真説明 ) 富知六所浅間神社