最近、各地で美しく住みよい町づくり、村づくりへの関心が高まり、とみにその重要性が叫ばれるようになりました。
市は、昭和54年、富士市総合計画(生産と生活が調和する産業文化都市をめざして)を策定。その中で、自然環境の保全、都市環境の保全整備を主体とした「富士市の自然環境の保全と緑の育成に関する基本計画」を策定しました。
市民懇談会が提言
都市環境の保全は、市民・企業・行政が一体となって取り組まなければ実行があがらないということから、具体的な実践の手法について検討するるため、昭和56年2月「富士市をきれれいにする市民懇談会」が発足。10か月にわたる討議を重ね同年11月市民と行政が、富土市をきれいにするには、何をしたらよいか−を渡辺市長に提言(昭和56年11月25日発行の広報ふじで内容紹介)しました。
会長に石田潔さん
そこで市は、この提言を踏まえ、市民運動の組織化にむけて準備をすすめてきました。その結果、「富士市をきれいにする市民運動推進連絡協議会」が設立されました。
この発足総会が2月22日、市役所で開かれ、会長に元県教育長の石田潔氏が選ばれました。
連絡協議会は、町内会連合会、連合婦人会、青年団連絡協議会、老人クラブ連合会、環境衛生自治推進協会、事業所団体など市内のほとんどの市民団体で構成。
みどり豊かで清潔な住みよいまちづくりを全市民的な活動として展開するため、次の運動を推進します。
●みどりを増やし、潤いのある環境をつくる運動
●公園や緑地などの公共施設を大切にする運動
●清潔できれいなまちづくりの運動−など。
初年度の事業は、5月ごろまでに具体化して、市民のみなさんに協力を呼びかけていきますが、大まかには次のことを計画しています。
●全市民的な運動として、美化清掃を年間2回程度実施
●特定の地域を選びモデル地区を設定する
●三角塔の設置やポスター、ステッカー等を作成してPR
●実践組織づくりの協力−などを計画。
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( 写真説明 ) (市民運動連絡協の発会式)