■乗用車類が増加
市は、今後の道路整備事業の参考資料とする、交通量調査結果をこのほどまとめました。
この調査は、7月下旬に市内17か所で、朝7時から夜7時までの12時間行い、乗用自動車、貨物自動車などの交通量を把握したものです。
17か所の乗用自動車類と貨物自動車類の総計は、13万8,040台でした。
その比率は、乗用自動車類が61.90パーセントで、前年を0.49パーセント上回っていました。
交通量の多い順にみると、1番が市役所前を走る臨港富士線緑町地先の1万3,169台、次が富士鷹岡線久沢南地先の1万2,376台、3番が田子浦臨港線の1万1,453台でした。
これとは反対に、1番少なかったのは、富士駅南口田子浦線水戸島地先の2,895台。次が田子浦鷹岡線柚木地先の3,692台でした。
前年まで、3年連続1位だった富士鷹岡線久沢南地先が、臨港富士線緑町地先に抜かれたことが注目されます。臨港富士線は、来年4月の西富士道路開通によって、さらに交通量の増加が予想されます。
■依然として車社会を反映
前年に比べ交通量が一番増えたのは、田子浦臨港線瓜島地先で8,766台から1万1,453台と、31パーセントの増加。
次に、田子浦伝法線下横割地先で7,636台から9,042台と18パーセントの増加をみせています。
これとは反対に交通量の減ったのは、吉原沼津線今泉(1パーセント減)、前田宮下線柳島日東(25パーセント減)、富士駅南口田子浦線水戸島(37パーセント減)、富士鷹岡線水戸島(5パーセント減)、富士鷹岡線平垣(16パーセント滅)でした。
減少の原因として、調査時に下水道工事の影響や近隣道路の開通によるものが考えられます。
また、富士・吉原・鷹岡の商店街においては、横ばいまたは、減少の傾向をみせています。
しかし、全体的には依然として増加傾向を見せており、今年加えた弥生線吉原本町と比奈出口線の2か所を除く15か所では、前年に比べ2.3パーセントにあたる2,755台が増加し、車社会を反映しています。