近代的な砂防事業がはじまって、ことしがちょうど100年。
上流の山地や下流に住む人達の生命や財産を災害から守る砂防事業はわたくし達の身近でも行われています。
大沢崩れは、富士山の西斜面にあり、標高2,200メートル付近から頂上までの長さ2.1キロメートル、幅500メートル、探さ150メートルにも及ぶ大規模なもので、崩れ落ちる土砂の量は年間20万立方メートルともいわれています。この大量の土砂が大沢川を経て潤井川の中下流部で色々な被害を与え更に田子浦港に堆積され、港の機能に悪影響を与えてきました。
美しい富士山の姿を残すための対策として、建設省が昭和44年本格的な砂防事業に取組み、すでに156億円の巨費を投じて、いまも工事が進められています。
富士砂防工事事務所は、砂防事業100年にちなみ、近く、市内小中学校へポスターを配布し、市役所や市民会館でパネル展を計画しています。
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