【広報ふじ昭和55年】分ければ資源 混ぜればごみ
広見地区で分別収集始める
ごみのリサイクルって聞いたことがありますか……そうです。ごみを再利用するということです。
私たちが、毎日何気なく捨てている物の中には、まだまだ使える物がたくさん入っています。
資源となり得るものでも混ぜてしまえばただのごみです。再利用するには、まず、ごみを区分しなければなりません。
広見地区では、このごみを再利用できるものと、できないものに分けて出す分別収集を11月1日から自主的に始めました。
毎日市内から出るごみは、1日平均可燃物が約150トン、不燃物が約26トンになります。
可燃物を処理している第1清掃工場は、昼夜運転していますが、能力のほぼ限界にきています。
一方、不燃物も有料で埋立て処理しているので、市のごみ処理経費は両方で年間約7億円もかかっています。
ごみが少しでも減ればごみ処理にかかる経費がそれだけ節約でき、その分の税金が教育や福祉などの仕事へ振り向けられます。
■こんなに埋めていたんです
せめて広見地区だけでもごみを減らし、物の命を大切にし、くり返し活かして使おうと今回始めた分別収集とは……。
今までは、不燃物として出していた空缶や、空びん類を各家庭で他のごみと区分けしておきます。
収集は、地区を4つに分けて、毎週1地区づつ日曜日に集積場所に出します。
缶類は、アルミ缶と鉄缶に区別し、びんは、生びん(そのままでお金に替えられるびん)と、死びんに区別します。
これを資源回収業者に売却しているわけです。
11月1日から始めたばかりですが、それでも9日におこなった広見北地区収集のときには、鉄缶がミカン箱100、アルミ缶が5杯、びんは2,000本もありました。
これが1か月まとまればもっと増えるのではないでしょうか。
この自主的な分別収集により広見地区では、市が行っている不燃物収集量が、いままでと比較してずっと少なくなることが予想されます。
■より分別を徹底したいね
広見コミュニティー 生活環境部長 大塚禎三さん
- 写真あり -
分別収集をやろう、といいはじめたのは婦人会なんです。
生活環境部としてさっそく地区のみなさんに協力してもらおうと、説明会を開いたり、チラシを配りました。反対意見もあったが、良いことだからさっそくやりましょうという人が圧倒的でしたね。
これからも、より分別を徹底していきたいと考えています。
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