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【広報ふじ昭和55年】ボランティアセンター9月にオープン

広がる奉仕の輪

 奉仕活動の拠点となる、ボランティアセンターが9月上旬、市内中央町にオープンします。
 同センターは、ボランティア活動の活発化とボランティア同士の交流、さらに福祉に対する理解を広めることを目的としています。


■欲しかった奉仕活動の拠点

 現在、市内には約4,300人のボランティアがいます。これらボランティアは、市社会福祉協議会が設立した奉仕銀行に登録され、労力、理容、建築などの奉仕活動をしています。。
しかし、同事務局は「これらボランティアのほかに『何か奉仕活動を…』と思っている団体や個人が、まだ市内に多くいるのでは…」とみています。
 また、登録されたボランティアからは「ボランティア同士の交流を…」「気軽に集まれる場所をほしい」などの声が高まってきました。
 そこで、市と同協議会は、これらの問題解決とボランティア活動をなお一層推進するため、ボランティアセンターの開設に踏切りました。


■運営は民営で

 “何か人の為に役立ちたい”
 “点字本や声のテープを置き、障害者の人たちに利用してもらいたい。“学習会や情報交換をしたい”
 こんな声を実現できるのが、ボランティアセンターです。
 建設場所は、市内中央町1丁目20の1、吉原中央町公園南側
 建物は、プレハブ鉄骨造り平屋建86.58平方メートル。
 内部は、集会場、事務室、トイレ(障害者用)などが設けられる。
 開設後の運営は、社会福祉協議会(ボランティア活動推進員)が当たり、いわば公設民営のかたちになります。
 センターの開設によって、今まで公民館や集会場、個人の家などを利用してきたボランティアは、ここを拠点として、連絡や情報交換を行うこともできます。
 今後、さらにボランティア活動が活発になると、関係者は期待しています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) センター建設予定地
- 写真あり -
( 写真説明 ) 毎月富士楽寿園を訪問、職員の手伝いやおとしよりの世話をするボランティア
( 写真説明 ) 視覚障害者のための点字本作りにはげむ山下さんらグループ
( 写真説明 ) 施設の寝たきり老人のためにオムツ作りをする今泉生活学校の皆さん。
添付ファイル
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