燃やせないゴミを産業廃棄物処理場(大渕八王子)に引続き埋立て処理することで、地元と市および産業廃棄物処理事業協同組合の間で話し合いがまとまり、5月2日、覚書の調印が行われました。
さて、この調印は市民にとってどんな意味を持つものでしょうか。
みなさんの家庭から出る燃えないゴミは、この産業廃棄物処理場に大部分を埋め立てています。
そして、市内の製紙工場など約250社から出る産業廃棄物も一緒に埋め立てられています。
■1日に350トンを埋立
これらを1日の量にすると、一般家庭から出るゴミが70トン、工場から出るゴミが280トンもあります。
毎日平均4トン横のトラックで、実に90台分近くのゴミが、ここに運び込まれてくるわけです。12万8,000平方メートルもある広い土地とはいえ、いままで8年間も埋立てして更に、57年5月7日まで埋立てするわけですからその量たるや大変なものです。
もし、この埋立てができなかったら市内にはたちまちゴミの山ができることでしょう。
今回の調印はそんな意味をもっているわけです。
しかし、ここへの埋立てをいつまでも続けていくわけにもいきません。
そこで考えなければならないことは、まずゴミの減量と再生利用です。
■ゴミの減量を
空ビン・空カン、使えなくなった電化製品など、一般家庭から出るゴミは再生利用することにより、ゴミの減量につながります。
これらは、各家庭でまとめて回収業者に出すよう、心掛けてください。
産業廃棄物といわれる工場から出るゴミも、燃える物、再生利用できる物は、各工場で考えていただくと相当の減量になります。
渡辺市長は、5月7日富士ハイツで、産廃処理組合加盟250社の代表者に対して、ゴミの減量と今後の処理方法について考えていただきたいと強く要望しました。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 市長、産廃組合長、地元代表者による調印式