待望久しかった製紙スラッジ(PS)を処理する共同焼却場が、市内桑崎地先の1万4,000平方メートルの敷地に完成し、このほど炉の火入れが行われ、近くフル運転に入ります。
この焼却場の建設にあたっては、市内39の製紙工場でつくられている「富士製紙協同組合」が、市を立会人として地元関係者と細目にわたって公害防止協定を結び、総事業費約15億円のお金をかけて、すばらしい共同焼却場が完成したものです。
この焼却施設は、超旋回流型流動床焼却炉で、ロータリードライヤーつきという新鋭なもので、フル操業に入れば日量455トン、(水分込み)のPSが化学的に処理されます。
特に公害防止については、法にもとづく排出基準が固く守られているのをはじめ、環境の保全はもちろんのこと水質汚濁、大気汚染、臭気、ばいじん、PCB対策などすべての面で市の行政指導を受けながらベストをつくしています。