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【広報ふじ昭和55年】ふるさとの昔話

お不動さんの白蛇 2

 むかし、神谷村の後藤某(なにがし)という家の土蔵(くら)の中に、いつか白い蛇(へび)が住みついていました。
 しかし、別に悪いことをするわけではなかったので、長い間そのままにしておいたところ、あるとき、その家の主人が、「おまえは世にもめずらしい白蛇である。おまえがほんとうに神のお使いであるならば、この三宝の上に乗ってみよ。」といいました。
 するとどうでしょう、その白い蛇は静かに三宝の上にのって、いかにも「私は神のお使いである。」とでもいうように、トグロを巻きました。
 そこで主人は白蛇を三宝にのせたまま、不動さんの本殿へもっていき静かにおいて帰ってきました。
 そのあと、この白蛇は毎年3月28日のお祭りの日になると、きまって岩の割れ目に姿をあらわすようになりました。
 そのため、お祭りに来る人たちはその光るものをみたさに、2メートルばかりの岩をよじのぼって、岩の割れ目に顔をおしあてて、奥の方をそっとのぞきます。
 たしかに割れ目の奥に、わずかな光を反射して、銀色にかがやくものが見えます。
 よくよく見るとそれは蛇で、しかも白い蛇です。
 土地の人々は、その白蛇をみた人は、近いうちにきっとよい事があるといい、この白蛇が不動さんの使いだと信じています。

神谷のお不動さん

 白蛇(はくだ)で有名な神谷町のお不動さんの本殿(ほんでん)は、位牌岳(いはいだけ)から南へのびた尾根(おね)の一番先が、やがて平地となるあたりの、丘の西がわのすそをけずって建ててあります。
 本殿の東がわは切りたった岩のかべになっていて、そのすそ近くにななめに長さ2メートル、巾5センチ探さ1.5メートルほどの割れ目があります。
 不思議なことに、毎年3月28日の不動尊のお祭りの日になると、きまってこの割れ目の奥に光るものが見えます。
 普通の日にのぞいてみても何も見えないのに、この日に限ってみえるのも不思議です。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 三宝にのった白い蛇
- 写真あり -
( 写真説明 ) 神谷のお不動さん

白と金色の蛇が

加藤正作さん(75歳)(神谷3丁目)
- 写真あり -

 わしが子どものころ、岩の入口で白い蛇を見たことがある。
 岩の中には、白い蛇と金色の蛇がいるといわれている。
 昔から、蛇をいじめたり殺したりしてはいけないといわれてきた。
 もしもそんなことをしたら、たたりがあるんだよ。
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