〔こえ〕
私の家の近くには「東駿河湾工業用水道の配水管が埋設されていますが、大きな地震が発生した場合どうなるのかと心配しています。防災対策について教えてください。 (伝法・一市民)
このことについて県企業局東部事務所から次のような回答をいただきました。
〔こたえ〕
富士市内には、東駿河湾工業用水道(能力641,000立方メートル/日)と富士川工業用水道(能力214,000立方メートル/日)の二つの工業用水道があり109社に給水しています。工場への給水には鋳鉄管と鋼管を使用しています。
施設には万全を期してありますが地震対策として、さらに次のような具体化を図っています。
◎東駿河湾工業用水道施設について
・厚原浄水場の配水池は地震予知情報の発表と同時に水量を減量し、二次災害を防止します。
・地震と同時に配水池の制水弁を閉鎖します。
・配水池には計画的に地震計と連動した緊急遮断扉を設置し、二次災害を防止します。
・配水路は、地震と同時に配水池の制水弁を閉鎖しますので、管内は溜っている水のみとなります。
また、万一配水管に漏水が発生しても、配水管路には60か所の制水弁が設置されているので、この制水弁を閉鎖して二次災害を防止します。
・給水企業へは地震予知情報の発表と同時に緊急連絡網で連絡し、対処することになっています。
◎富士川工業用水道施設について
・同工業用水道施設についても対策がとられていますが、特に万全を期するため、潤井川にある第二水管橋のカサ上げ工事を、昭和55年度に施工する計画です。 市広報広聴課