いつ起きるか、わからない東海地震に備えて、市政モニターOB会がこのほど440人の市民を対象に「都市づくりと災害防止について」のアンケート調査を実施し、この調査結果が次のとおりまとまりました。
調査は30歳末満と30歳から50歳、50歳以上の3段階の年齢別に男女から20の設問について打診してみました。
設問の内容が、ほとんど防災関係にしぼられ関心度が高かったため、306人から回答が寄せられ69.5パーセントという回収率でした。
このうち主なものをお知らせします。
■あなたは、東海地震が起きると思いますか。
この問に対しては、「起きると思う」と答えた人が、全体の40.2パーセントと意外に低く、「どちらともいえない」と答えた人が56．9パーセントと高く、また逆に「起きない」という人が2.9パーセントありました。
性別では、「起きると思う」と答えた男47パーセントに対し、女33.1パーセントと3.9パーセントも違いが見られました。
- 図表あり -
■あなたの住んでいる所は、地震時に安全だと思いますか。
「安全」と答えた人が、全体の35.6パーセントに対し、「危険」と答えた人が22.6パーセントもありました。
また、41.8パーセントの「どちらともいえない」と答えた数字は予想外でした。
- 図表あり -
■あなたは、地震が起きるかもしれないと警戒宣言が出たらどうしますか。
質問の内容が少し要領を得なかったのか、全体の66.3パーセントが「避難場所へ避難する」と答え、「住んでいる所が安全だから避難しない」と答えた人が18.7パーセント、「わからない」が15パーセントもありました。
- 図表あり -
■あなたは避難場所を知っていますか。
「知っている」が93.5パーセントで、6.5パーセントの人が「知らない」と答え、ほとんどの市民が知っていることがわかりました。
- 図表あり -
■あなたは、防災に関心がありますか。
国の地震防災対策強化地域の指定を受けているまちだけに、防災には関心が高く「ある」と答えた人が全体の89.5パーセント、「ない」が10.5パーセントの回答を寄せています。
- 図表あり -
■あなたは、地震が起きたら何がいちばん心配ですか。
トップは「水害」と答えた人が、全体の40．5パーセントで、つぎに「火災」と答えた人が21パーセント、「地割れ」「家屋の倒かい」が16.8パーセント、その他「津波」の順序でした。
- 図表あり -
■あなたは、消防訓練、自主防災訓練に参加したことがありますか。
「参加したことがある」と答えた人が70.6パーセント、「ない」が29.4パーセントで総体的には、防災訓練には自らすすんで参加しようという意欲が十分に見られます。
- 図表あり -
■あなたの家庭で防災について話し合ったことがありますか。
この問では、「ある」と答えた人が全体の87.3パーセントと高く、また、「ない」と答えた人が12.7パーセントと低くなっています。
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