【広報ふじ昭和55年】表紙 成人のみなさんおめでとう
情熱と正義感に期待
富士市長 渡辺彦太郎
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ご両親をはじめご家族や周囲の人達のあたたかい愛情のもとで、心身ともに立派に成長された皆さんは、いよいよ大人社会の桧舞台にルーキーとして登場したわけですが、これからは法律的にも道徳的にも、その責任のすべてに自覚と責任が要求されます。
皆様を迎える先輩達の社会は、若者らしいバイタリティー溢れる情熱と旺盛な正義感に大きな期待をよせています。
そのために、皆さんは、何が自己のため、社会のために役立つのか、また、必要なのか主体性ある理性と情熱で選択されるとともに地域社会に積極的な参加と連帯の行動をおこし、新しい時代を担う市民として活躍されることを切望してやみません。
おわりに、皆さんのご健勝をお祈り申しあげ、意義ある成人の日によせる挨拶といたします。
若い活力を
富士市議会議長 加藤昌一
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若い人は羨しい。若者は無限の可能性を秘めており、そしてその無限の可能性にチャレンジする勇気をもっています。また、失敗してもやり直しのきく時間をもっています。それは若い人だけがもっている特権であり、誇りです。
近代日本の黎明期である明治維新にもその例をみるように、常に新しい時代の中核となって活躍してきたのは、活力あふれる若者たちです。
若い活力こそが日本の前進と飛躍の歴史を支えてきています。
今、あなた方を迎えいれる大人社会は、必ずしも住みよいものではないかもしれない。むしろきびしさばかりかもしれませんが、今日からその一員として、これからの人生を開拓していかなければならないのです。もし、柔盾があるなら改革もしてほしい。そしてより住みよい人間社会をつくるために、頑張っていただきたい。
みなさんの社会人としての人生のスタートを心から祝福します。
悔いなき青春を
富士市教育長 小川 清
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20歳というと、法律的にも社会的にも一人前の日本人として認められ、大人としての様々な自由と、権利が与えられます。
しかし、権利には義務が伴い、ひとつひとつの行為には必ず責任が問われてきます。最近の社会には、大人になっても過保護社会の甘えの精神が払拭できず、権利や自由だけを主張じ、義務や責任を忘れた利己主義的な人間が多くなったといわれています。
社会人として自立していくためには、この権利と義務が不可分なものとして要求されてきます。
さて、20代は人生で最も華やかな青春の花を咲かす時期ですが、わが国経済の現況を「油上の楼閣」だと説く人がいます。経済の高度成長期に育ってこられた皆さんにとっては、大変厳しい時代が到来することは必定です。
「わが青春に悔いなき」よう、若者の情熱と英知をもってこの難局に挑戦し、1980年代のにない手として堂々と自己啓発につとめてください。
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