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【広報ふじ昭和54年】ふじ・あしたかあの自然への招待 22

丸火自然公園のようす 野鳥

四季を通して

 いつでもこの公園で姿見られる鳥は、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ホウジロ、ホウアカ、キジバト、エナガ、ヒヨドリ、アカゲラ、アオジなどです。しかし、これらの鳥のなかには、年によってまったく姿を見ることのできない鳥もあります。
 また、最近、ゴルフ場が近くにできたためなのか、ムクドリがたいへん増えています。
 野鳥は、わたしたちに四季の移り変わりを教えてくれるほか、自然のわずかな変化にも反応を示し、“自然を監視(かんし)する。”役目も果してくれています。


野鳥に愛の手を

 “メボソムシクイ”というスズメぐらいの小鳥がいます。この鳥は、ひなを育てるとき、一回に5匹の虫を捕え、一日に200回から300回も巣に運んできます。捕える虫の大部分が“ガ”の幼虫です。
 普通“ガ”が、成虫になる割合は、産みつけられたタマゴの1パーセント以内だといわれています。もし、このような小鳥がいないとしたならばどうなるでしょう。
 タマゴからかえった幼虫は、葉を食いあらし、たちまち木を枯らしてしまいます。自然の世界では、このように「食う・食われる」というつながりによって、つり合いがうまくとれているのです。
 こうした自然の世界のつながりや、つり合いがくずれたならば、自然の一員である人間の生活にも、大きな影響を受けることになるわけです。
 野鳥に愛の手をさしのべて、わたしたちとともに生きていくことを考えましょう。

自然のつりあい

・緑の草木(植物)………生産者
・植物の葉を食べる昆虫………第一次消費者
・昆虫を食べるクモやダニ………第二次消費者
・クモやダニを食べる鳥………第三次消費者
・動物の死がいやフンを食べる土のなかの虫カビ………分解者
- 図表あり -

 22回にわたり「ふじあしたかの自然」について紹介してまいりましたが、今回をもちまして終了させていただきます。自然保護についてのご意見・ご要望は、市環境保全課へ 電話51-0123 内線562
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