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【広報ふじ昭和54年】初の火災実験 貴重なデータを収集

 めずらしい「火災実験」が、このほど市内蓼原の東芝富士工場敷地内で行われました。
 これは、市消防本部が初めての試みとして実施したもので、建物火災の場合、火の流れがどのように移行していくかを実際、目でみてもらうため、同工場の協力で老朽化した建物の提供を受けて実験したものです。
 使われた建物は、スレートぶき木造平家168平方メートル1棟(長屋4世帯分)。
 まず最初、居間の石油ストーブに点火、畳の上にストープを倒してから秒読みが行われ、障子、カーテンに燃えうつり、それから天井などに火がつくまで僅かに13分。このときの最高温度は1,200度を記録し、爆音と共に建物はたちまち火の海と化し、15分後には全焼しました。
 市消防本部では、データの分析を急いでいますが、この実験でハッキリしたことは、防炎加工のカーテンは、くすぶるだけですぐに火がつかないことが判り、また屋内が整理整頓されていれば、延焼時間を多少でも伸ばせることができます…と生きた教訓として語ってくれました。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 火災実験で貴重なデータを
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