米づくりを減らして他の作物に切替えるという昭和54年水田利用再編対策(転作等)の実施状況が、このほどまとまりました。
市は、ことしの1月から推進協議会や部農会長会などを開き検討、更に各部落ごとに20数回にわたって休耕田、転作など主旨をくわしく説明、農家の協力を要請しました。
この結果、市の水田面積1,220ヘクタールに対し、ことしの休耕田、転作目標面積を261ヘクタールとし、最終的には達成率114.15パーセントの299.20ヘクタール(昨年は80パーセントの209.8ヘクタール)という好成績をおさめることができました。
また、肝心の転作については、特定農作物として大豆、麦、飼料等に100ヘクタール(うち青刈稲作37.6ヘクタール)、永年性作物として梨、柿、花木が5.7ヘクタール、一般作物の野菜90.4ヘクタール、種苗その他19.9ヘクタールが主なものです。
このほか転作作物の定着化をはかるため、ことしは特に展示圃を設置して大和イモ、タワイの試作を行っています。
参考までに市内の農家数は、1975年の農業センサスによると総農家数は5,479世帯で、うち専業農家605、兼業農家は4,874世帯となっています。
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( 写真説明 ) 試作中のクワイ植つけ作業