子どもたちにとって、一番待ちどおしい夏休みが、もうすぐやってきます。
今から子どもたちは、指おり数えて待っていることでしょう。
夏休みは、子どもたちが学校での集団生活から離れ、家庭と地域中心の生活となり、特に親と子のふれあいや自主制を作る絶好の機会です。
しかし、親にとっては子どもたちの長い家庭での生活や事故など、何かと不安を持つ方も少なくないはずです。
そこで、子どもたちの夏休みの過ごし方について考えてみましょう。
強い体力を
まず、からだを鍛えよう。水泳、ソフトボール、山登りなど、野外での遊びは、体力づくりに絶好です。
今まで、学校や塾などで、遊ぶ時間を制限されていた子どもたち。この夏休みには、自由にのびのびと遊ばせてあげよう。
頑張りのきく子、元気ハツラツな子、それはやはりじょうぶなからだから生まれます。
特に、隣近所の子どもたち同志で遊ぶ機会を多く作りましょう。とかく学校での遊び仲間は、同じ学年同志です。しかし、隣近所の仲間となると、上級生もいれば下級生もいる、その中から協力することや、年下の子どもに対しての思いやりなどを、子どもは学ぶことでしょう。
親子で自然の中へ
子どもにとって自然は、なにものにもかえがたいものです。
家庭と地域の生活が中心となる夏休みは、自然とのふれあいを持つ、もっともよい機会といえましょう。海辺で拾う貝がら、川原の石、木の小枝、魚や昆虫など、自然のものは人工のオモチャと違い、何ひとつ同じ形のものはありません。
変化に富んだ自然のものは、子どもにとってすばらしい教材となります。親子で、自然にふれてみましょう。
自分からすすんで
日課表を作り、規則正しい生活をするよう、心がけましょう。
夏休みになると、生活時間が不規則になりがちです。学校では、きちんと決められた時間割があります。家庭でも、ある程度決められた時間割が必要です。
無理のない日課表を作り、毎日続けていきましょう。また、日課表の中へ、家の手伝い、ラジオ体操などを入れることにより家族や地域の一員であるという自覚が生まれます。
さあ、もうすぐ夏休みです。