富士市は、このほど厚生省から「福祉都市」の指定を受けました。
これは54、55年度の2か年で、約6,000万円の国庫補助金を受け、障害者の生活環境の改善をはじめ、障害者の福祉サービス、心身障害児の療育の推進などをきめこまかく実施。はやければ7月中にも各事業の具体案を取りまとめ、「障害者福祉都市推進協議会」を発足させて総合的な組織化をはかることになっています。
福祉サービス事業などを重点に
市が検討している事業のあらましは次のとおりです。
・生活環境改善事業
市庁舎、市民会館、文化センター、図書館、中央病院体育館、社会福祉センター、鷹岡公民館などの公共施設の改善。
・交通安全施設の改善事業
盲人用信号機の増設、歩道のスロープ化、点字ブロックの敷設など。
・障害者用住宅の建設
障害者向け公営住宅の建設、同住宅整備資金貸付制度の実施など。
・障害者福祉サービス事業
入浴サービス、福祉電話の設置、点字図書コーナー設置、働く場の確保、作品展、スポーツ大会、ボランティアスクール、同グループ等の育成、障害者福祉センターの設置など。
新総合計画とタイアップ
また、市では60年を目標に新しいまちづくりの実現化をはかる新総合計画の福祉プランとあわせ「福祉都市」の事業を積極的に推進していきます。