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　時田忠蔵前市教育長（70）と多々良満寿雄前市立富士中央病院長（69）がこの3月31日で勇退しました。長い間、ご苦労様でした。

■時田前教育長は、昭和4年3月静岡師範学校を卒業後、小学校訓導および県教育委員会指導課主事などを歴任同39年4月市立富士中学校長に就任し、同44年3月退職しました。ついで同46年6月に市教育委員にえらばれ同年7月市教育長に就任、同51年1月再任、現在に至っています。この間、実に50有余年の長きにわたって子弟教育一筋に生き、また、戦後の教育制度の推進と学校施設の整備改善、教職員の資質向上につとめられました。
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■多々良前病院長は、昭和11年3月慈恵会医科大学を卒業後、同24年10月、町立富士中央病院の院長として就任以来、今日まで29年にわたって病院の管埋責任者として病院の運営管理および診療に専念してきました。
　この間、その豊富な経験と温厚な人柄を買われ、数次にわたる個人開業の好機にめぐまれながらも、その都度一蹴し、地域の公的総合病院として医療器具の充実、改善をはじめ子弟教育などにその半生を捧げてきました。
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小川清さんが就任
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　時田前教育長の勇退に伴う後任には、市内鈴川の前市立富士中学校長の小川清（57歳）先生が新しい教育長に就任しました。
　小川新教育長は、昭和16年3月、静岡師範学校を卒業後、小学校教諭、県東部教育事務所次長などを歴任、同53年4月市立富士中学校長に就任、この3月19日の市議会本会議で市教育委員に任命され、このほど開かれた教育委員会で教育長にえらばれました。

荻原正雄さん
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　多々良前市立富士中央病院長の後任には、東京慈恵会医科大学の荻原正雄（50歳）先生が4月2日から就任しました。
　新病院長は、昭和28年3月同大学を卒業後、内科医長、講師などをつとめ、同50年3月に助教授を委嘱されており、とくに胸部疾患が専門で、日本結核病学界などの評議員もつとめています。
　なお、医学博士の学位は同33年6月に授与されています。