昨年5月から始まった「東平遺跡」の発掘調査は、現在、東名富士インター出口、大月線南側で行われています。伝法地内にあるこの東平遺跡は、昭和41年の東名インター建設時に1度調査され今回で2度目です。
調査は、昭和55年8月まで同地域を含め6か所、約4万6千平方メートルを実施するもので、すでに2か所が調査され、いまA地点といわれている大月線南側約1,200平方メートルを発掘調査中です。
特にこの地点は、東平遺跡解明のカギを握るといわれ、今からおよそ1,200年くらい前の奈良時代の住居址20軒と高床式倉庫と思われる址10数か所が発見されています。また、この住居址からは珍らしいカマドが当時のままで出土され、今後は更に南に向って発掘調査がすすめられるので、貴重な出土品が発見されるものと注目を集めています。
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( 写真説明 ) 東平遺跡の発掘現場と右下写真は当時のカマド