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【広報ふじ昭和53年】ふじ・あしたかの自然への招待 8

気象(No.2)

■雨
 市内に降る雨の量(降雨量)は、年間平均2,100ミリメートルほどですが、市役所と富士山の中腹にある天照教社とでは、年間400ミリメートルから500ミリメートルほどの差があり、高い場所へ行くほど、多く降っていることがわかります。
 富士市では、市内での降水量のようすを知るために須津川上流、丸火自然公園、天照教社など、多くの場所へ雨量計を設置し観測をしています。
 気象台では、1時間に20ミリメートル、6時間で60ミリメートルの雨が降ると予想されるとき「大雨注意報」を、1時間に40ミリメートル、6時間で120ミリメートルの雨が予想されるとき「大雨警報」を出します。
 家庭で降雨量を計るときは、コップを使うとよくわかります。例えば、コップに深さ2センチメートルの雨水がたまったなら、そのときの雨量は約20ミリメートルということになります。
 コップにたまったわずか2センチメートルの水でも、広い面積に同じように降った2センチメートルの水が、低い所に集まってくると、何百、何千、何万倍と、どんどんふえていきます。だから降雨量には、十分注意しなければなりません。
■集中豪雨
 昭和49年の七夕豪雨のことは、みなさんもよく知っているように、静岡や清水市で集中的に大雨が降りました。そのために山くずれや、地すべりが起きたり、洪水(こうずい)で家が水びたしになりました。
 富士市内でも、浮島町にある東小学校で1時間に44ミリメートル、6時間で236ミリメートル、市役所では1時間に40ミリメートル、6時間で213ミリメートルを記録し、愛鷹山ろくの東部地区では、道路がくずれたり、堤防がこわされたり、農作物も水につかり大きな被害がでました。
 また51年8月9日にも、静岡県は集中豪雨による大きな被害を受けました。
 台風13号の影響で、南から吹き込んだ湿った暖かい風が、紀伊半島にぶつかって、温暖前線をつくりました。この温暖前線が、厚い雨雲をともなって、静岡県を横断するような形となり、ところによっては雷を伴った強い雨に見舞われ、静岡気象台は同日正午に「大雨、洪水、雷雨注意報」、同日午後3時には「大雨、洪水警報」を出しました。雨は中、西部山岳地帯から岳南地区へと移り、各地で山崩やガケ崩れ、床上浸水交通しゃ断などの被害が続出しました。
 とくに富士市は被害が大きく、総雨量こそ299ミリメートル(県沼津林業事務所育種場、海抜297メートル)と、七夕豪雨(333ミリメートル、建設省富士川下流事務所、愛鷹山麓では400ミリメートル近いと推測)より少なかったが、1時間に94ミリメートル(岩本山午後5時〜6時)、2時間に168ミリメートル(丸火自然公園・午後5時〜7時)と午後5時から7時までの、2時間に集中しています。このため市内の中小河川のほとんどがはんらんし、大きな被害が出ました。とりわけ、赤渕川の被害が大きく、上流から押し流されてきた流木が、橋桁に引っかかって、濁流が橋を乗りこえて、人家に流れ込み、全・半壊した家が多く、住んでいた人達は逃げるのがやっとだったそうです。
(次回は「台風と空で知る天気」を掲載します。)
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