製紙スラッジ問題については、昭和47年9月1日から、昭和49年8月31日までの2か年間に、大手企業は、単独で、中小企業は、共同で、PS焼却炉を建設するということで、市は業界の合意のもとに指導要領を制定し、行政指導をしてきました。その間、大手企業の単独焼却炉、一部中小企業の単独、共同焼却炉が建設されました。最後まで残った、中小企業43社で構成されている富士製紙協同組合の、製紙スラッジの処理について早期建設を基本方針として永い年月業界と共に市は、その実現に懸命の努力を重ねてきましたが、ようやく市内桑崎地先に建設することに、地元の合意が得られました。更に、運搬車の通過地域の住民と今後、話し合いをつづけることを前提に、協同組合は、11月28日、待ちに待った地鎮祭を行うことにこぎつけました。これにより工事は向う1年半もしくは2年先には完成することになります。
そこで市では、工事に先がけて同日、共同焼却炉建設により、地域住民の健康を護ると共に、生活環境の保全をはかるため、組合の代表者と公害防止協定を市役所で結びました。
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( 写真説明 ) 調印する山崎富士製紙協同組合理事長と市長