富士市 FUJI CITY Official Site

“こどもの声”“こどもの目”“こどもの夢”アンケート調査まとまる
　“こどもたちが、かかえている悩みや、大人に望みたいこと、そして大人になったら、どんな職業につきたいのか”……など「こどもの声、目、夢」についてこのほど市消費者運動連絡会（井出安江代表）が市内13校の小学校5〜6年生、中学校1〜3年生、高校1〜2年生のべ600人を対象にアンケート調査を行いました。調査票は同会員が対象校を訪問して調査票の記入を依頼、後日回収する方法をとりましたが、回収結果は予想外によく、600人中566人（うち女子295人）から回答が寄せられ回収率は94.3パーセントの好成績でした。
　またこの内訳は小学生244人（39.6パーセント）、中学生217人（38.3パーセント）、高校生125人（22.1パーセント）となっています。調査の給果は次のとおりです。

[問い]
あなたが今いちばん悩んでいることはなんですか。
「勉強のこと」が51.4パーセント
［答］
　こどもたちがいちばん悩んでいることは、全体の51.4パーセントにあたる291人が「勉強のこと」と答え、そして「将来のこと」が17.9パーセント（101人）、「健康のこと」が10.6パーセントの60人、「友達のこと」9.7パーセント（55人）、「家庭のこと」3.7パーセント（21人）の順になっています。
　とくにこの調査で気づいたことは小学生に虚弱体質や太りすぎを気づかうが19パーセントと意外に多く「健康」に対する心配ごとを訴えています。

[問い]
悩んでいる理由はなんですか。
勉強のことで「むづかしい」が22.5パーセント
［答］
●「勉強のこと」と答えた291人中213人が回答を寄せ「むづかしい」が22.5パーセント（48人）「できない」20.2パーセント（43人）「成績が悪い」16.9パーセント（36人）などを主な理由にあげています。
●「友達のこと」と答えた55人中で34人がこれに答え「現在けんか中のため」35.3パーセント（12人）「良い友達がいない」35.3パーセント（12人）「仲良くない」14.7パーセント（5人）となっています。
●「家庭のこと」と答えた21人中では13人が回答し、「兄弟げんかが多い」30.8パーセント（4人）、「家族に病人がいる」15.4.パーセントなどがあります。

[問い]
あなたは、いま大人になにを望みますか。
「こどもの立場を理解してほしい」が26.5パーセント
［答]
　426人が回答をよせ、「こどもの立場を理解してほしい」というのが全体の26.5パーセント（113人）ともっとも多く、中でも中学年が33パーセント、高校生50パーセントが理解してほしいと強く望んでいます。つぎに「あまり勉強、勉強といわないでほしい」13.1パーセント（56人）「こどもにあまり口出ししないでほしい」13.1パーセント（56人）などとなっています。
　このほか「お小使いを増やしてほしい」「うそをいわないでほしい」とか、「やつあたりしないでほしい」などがあげられています。

[問い]
あなたは、大人になったらどんな職業につきたいと思いますか。
男は「会社員」がトップ　女は「保母」が22パーセント
〔答］
　この問いには469人（うち女子250人）が回答を寄せています。
　男子生徒で一番多く希望があったものは「会社員」の21パーセント（46人）、つづいて「スポーツ選手」15.5パーセント（34人）そして「技能者」（大工、修理工）9.6パーセント（21人）「公務員」9.1パーセント、「建築設計者」7.2パーセントなどとなっています。
　また女子生徒の場合をみると、「保母」に対する人気が多く全体の22パーセント（55人）、ついで「理美容師」が14.4パーセント、「教師」12パーセント、「看護婦」11.2パーセント、「事務員」9.2パーセントが上位にランクされています。