富士市 FUJI CITY Official Site

　チョット調理するだけで簡単に食べられるため、主婦の間で人気の高い「冷凍食品」9品目に、9月25日から農林省指定のJASマークがつけられ販売されることになり、8月25日に告示されました。
　JASマークがつけられる冷凍食品9品目は、エビフライ、コロッケ、シュウマイ、ギョーザ、春巻き、ハンバーグ、ミートボール、フィッシュハンバーグ、フィッシュボールです。
　このため市消費生活モニター42人が、このほどJAS制度導入後との比較資料などに利用するため、現在、市内で販売されている冷凍食品の実態調査を行いました。
　今回の調査では、モニターが近所の小売店から商品を購入し、小売店の管理状況や実際に調理したり食べてみての感想などに調査のポイントがおかれ、市内の小売店34（のべ58店）から38種類252点を購入して調査しました。
　とくに調理冷凍食品で消費者に人気のあるものはコロッケが一番で14.4パーセント、シュウマイとギョーザが12.5パーセント、ハンバーグ7.8パーセント、エビフライ4パーセントの順になっています。
　この実態調査の結果は、次のとおりです。

　調理冷凍食品は、温度管理がマイナス18度C以下で保管されなければならないことになっていますが、今回の調査では、186点中（66点は不明）46点にあたる24.7パーセントが管理上悪く、中にはマイナス9度Cのケースに入れられて販売されている商品もありました。

製造年月日で4年以上の「春巻き」が発見
　冷凍食品が、その鮮度を保ち、おいしく食べられるものは、1年以内とされていますが、1年以上経過した商品が5点みつかり、中には昭和49年2月製造の「春巻き」もありました。

保存期間の表示のないもの94.4パーセント
　252点中、238点（94.4パーセント）に表示がなく、実際に表示されている商品は、全体の5.6パーセント（14点）にすぎませんでした。

包装容器は……
　包装容器こついては、心配することはないと感じたものか76.6パーセント（190点）あり、反面、心配されるものが9.3パーセント（23点）ありました。

食べてみた感じはおいしかった23.4パーセント
　冷凍食品を食べて「おいしかった」とするものは、59点（23.4パーセント）、「普通」は139点（55.2パーセント）、そして「まずい」と答えたものが54点（21.4パーセント）ありました。

評判悪い「春巻き」
　調査品目の中でも「春巻き」が一番評判悪く、つぎに「エビフライ」がコロモが多すぎてまずかったという声が多くありました。

ときどき食べるが67.5パーセント　モニターのアンケートから
　この調査と同時に40人の消費者モニターから冷凍食品を利用している割合を調べてみました。
　これによると「よく食べる人」は2人（5パーセント）「ときどき食べる」が27人（67.5パーセント）「食べない人」11人（27.5パーセント）となっています。
　また、「よく食べる」「時々食べる」と答えた人の利用状況は「月2回ぐらい」が一番多く38パーセント、「月3回ぐらい」「週1回ぐらい」がそれぞれ20.7パーセントも「週2回ぐらい」が13.8パーセントもありました。
　それでは、どのような時に食べますかの問いには「お弁当のおかず」にする人が、全体の41.4パーセント、「夕食のおかず」が17.2パーセント、その他41.4パーセントとなっています。
- 写真あり -
( 写真説明 ) 冷凍食品を検討するモニターの皆さん

市税（10月）納期