市消防本部予防課では、9月1日の「防災の日」に先立ち、さきの宮城県沖地震において、学校、工場等の化学実験室に保管してあった少量の危険物のビン容器が転倒または落下して割れ、危険物が混合化学反応をおこして、出火した例があるので、市内の製紙工場、化学工場や学校など150事業所に対して次のとおり、実験用危険物等の管理を徹底するよう指導しました。
■危険物収納容器
危険物を収納する容器は、ポリエチレンびん、ポリエチレン容器等の落下、転倒等により容易に破損しない材質のものを使うこと。
■危険物の保管場所
●戸棚は不燃性の材料で作られ奥行きの深い頑丈なものにする。
●戸棚は、引き違いの戸で建築物のカベ、柱等に固定する。
■危険物の保管方法
危険物を収納した容器の保管は 次のことをよく守る。
●容器は、密栓して保管する。
●容器の多段積みをさける。
●混合発火の恐れのある危険物を収納した容器は、それぞれ別個の離れた位置にある戸棚に収納する。
●容器を収納した戸棚の戸は、かならず閉めておく。