【広報ふじ昭和53年】東海地震に備えて…!!
日本は世界でも有数な地震国です。体で感じることのできる“有感地震”は、1年間に700〜1,000件前後、1日に約1.5件の割合で発生しています。9月1日は「防災の日」です。
いざというとき、被害を最小限にくいとめるためには、日ごろからの心がまえと準備が何よりも大切です。
「天災は、忘れたころにやってくる」……この機会に、いま一度、わが家の“防災対策”について考えてみましょう。
すばやく火の始末
すばやく火の始末
“グラッ”ときたらなにがなんでも、火をとめることに全力をあげてください。とくに炊事などで火を使用しているときは、主婦は必死に台所の火を消しましょう。
外にはとび出さない
反射的に外にとび出してしまうと屋根がワラやそのほかの落下物で、しなくてもすむケガをしたり、場合によっては一命をおとしてしまうこともあります。
初期消火に全力を…
もしも出火したら、逃げださないで、隣近所の人たちの応援を求めて消火に全力をあげてください。火事を防ぐには、初期消火のチャンスをのがしては大事になります。水がなければフトンでも、毛布でも思いきって火の上にかぶせ、家族みんなで手分けして臨機応変に行動してください。
テーブルの下や丈夫な家具のかげに
木造家屋にいて、これは大きい地震だと、とっさに判断したら、テーブルや机の下にもぐったり、頭を入れたり、または洋服ダンスなど大きくて丈夫な家具のそばに体をよせましょう。
かりに、柱が折れて、ハリやケタが落ちてきたり、天井がくずれてきても直接の打撃を防ぐことができます。
大ゆれは1〜2分間
どんなに大きな地震でも、大ゆれは、1〜2分ぐらいで、おさまります。そうしたら周囲の様子を正確に見とどけてそのあとの行動を考えましょう。
危険箇所から離れる
せまい路地、塀ぎわ(ブロック)がけ下、川ふち、石垣などのそばなどにいるとき、大地震に襲われたら急いでその場所から離れてください。
また、避難するときは、危険箇所をさけ、切断電線などにふれないよう注意してください。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 石垣は危険です
まず“あわてない”地震対策のあいことば
■主婦の心得
ご主人が留守の場合、主婦が一家のリーダーとなります。
ふだんから、ご主人をたよらなくても、いいだけの知識を身につけておきましょう。
主婦が、あわてふためいては、こどもやおとしよりの恐怖心をあおることになり、無事に避難できるのもできなくなるからです。
日ごろ、いろいろな場面を想定して、それに応じた行動を検討し、そのよしあしを、ご主人や家族のみなさんで話し合っておくことが大切なことです。
■脱出用具
2階以上の高いところに住んでいる人は、なわばしごかロープを用意しておきましょう。ロープはいろいろな面で役に立ちますので必ず用意しておきたいものの一つです。
■室内の落下物対策
棚やタンスの上に無造作に物をおきがちですが、それが一ゆれで物が落ちてくるだけで肝をつぶし、大あわてすることになります。いますぐに整理しておきましょう。
●タンス類や家具と、本棚などに倒れ留めをしておきましょう。
●台所の食器棚なども、大きくて重いものは下の方に置くようにしましょう。
●薬品やベンジン 揮発油など発火しやすいものの管理は事前に十分気を使いましょう。過去の地震で薬品などの混合発火が意外に多くでています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 家具はたおれないようにとめておこう
そのとき、もしもあなたが…
▽木造家屋にいたら
2階はまず安全、丈夫な家具に身を寄せて
▽トイレや風呂にいたら
狭さが安全地帯をつくってくれます。あわててとび出さず次の行動を
▽団地や高層アパートにいたら
エレベーターはいけません。途中でストップしたら……
▽デパートなどにいたら
停電になってもあわてず出口などに殺到しないで係員の指示で秩序正しい行動を
▽商店街にいたら
落下物のなさそうな道路の中央へ広場めざして移動。頭を買物カゴなどで保護して
▽車に乗っていたら
これ幸いとスピードを上げて逃げたりしてはいけません。徐々に左側に車を寄せてエンジンを止めて停車を
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