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【広報ふじ昭和53年】地震予知とあなたのくらし 8

判定が出たら…職場での心得10か条

1.すぐ職場の防災会議
 防火管理者、保安責任者などを中心に、すぐ職場の防災会議をひらききめられた分担にしたがい、できるだけの手を打とう。

2.職場でつぶされないようにしよう
 とりあえず身をおく場所をたしかめよう。重い機械や設備類・ロッカー等をできるだけ固定しよう。また窓ガラスが飛びちらないようにガムテープをはり、ブラインドをおろそう。

3.できるだけ火元をしぼろう
 火元はできるだけ少なくし、火を落とせる職場では落とそう。また、機械や装置の圧力を下げるとか、減速するとか、感震自動停止装置、消火装置を点検するとか、必要な保安措置を講じよう。

4.危険物の保安に注意し、危険箇所を点検しよう
 あらかじめ消防計画、予防規程などで定められていることを中心に注意、点検しよう。

5.職場の自衛消防の出動準備をしよう
 消防設備、消防水利、自家発電装置などを点検しよう。自衛消防組織は、いつでも出動できる体制で待機しよう。

6.非常持出品をたしかめよう
 重要書類、有価証券などの非常持出品をたしかめ、いつでも持ち出せるようにしよう。
7.安全な場所で待機しよう
 職場が耐震、耐火建築ならそのまま待機、耐震、耐火性に問題があれば早めに避難。職場の条件と状況に応じ、すばやく方針を決めて対応しよう。

8.入場者のいる職場では避難を最重点に
 デパートや映画館など、多くの人が出入りする職場では、まず入場者の安全確保を第1に考えよう。避難させる場合は混乱がおきないように適切に誘導しよう。

9.正しい情報をつかもう

10.近くの職場同士で助け合おう
 それぞれの職場が以上のことに気をつけるだけでなく、職場同士が助け合って消火や救出などをおこなえるようにしよう。とりわけ、密集市街地や雑居ビルでは、お互いに協力を心がけよう。
 なお、判定が出てから自動車を使うのはやめましょう。みんなが車で逃げようとすれば、道路はたちまち渋滞して結局どの車も動けなくなります。そのうえ、緊急車両の通行や歩いて避難する人のじゃまになるし火災をひろげるおそれもあります。
 自動車に乗っていて判定結果を知った人は、その場にいる警察官の指示に従ってください。
 いずれにせよ、予知が出たあとであわてて連絡をしようとしても電話がすぐには使えなかったり、消火器や非常持出品がたやすく手に入らなかったりするおそれがあります。
 地震にそなえて、ふだんから、よく話し合い、必要なものをそろえておくことが大切です。(つづく)
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