私たちのくらしの中で、ちょっと注意するだけで水をずいぶん節約することができます。
洗顔するとき
あなたの家庭では、水を出しっ放しにして歯をみがいている人はいませんか。これだと1分間で13リットルもの水をムダに流していることになります。1か月では、一般家庭用の浴槽2杯分にもなります。3分間だと1か月で浴槽6杯分、4人家族ですと実に24杯分にもなります。
食器を洗うとき
1回に5分間、朝、昼、晩と3回水を流しっ放しで食器を洗ったとしますと、オケ洗いにくらべて195リットル1か月で浴槽30杯分の水を使っていることになります。
洗たくするとき
2キログラムの洗たくもの(ワイシャツ8枚分)を2回にわけ、1キログラムずつ洗たくすると、2キログラムをまとめて洗たくするより22リットルの水を余分に使うことになります。洗たくはできるだけまとめてした方が水の節約になります。また洗い終ったらそのまますすぐのではなく、一度脱水機で洗剤を落としてからすすいでください。これだけでも、すすぎの水20リットル、石油かん1杯分が節約できます。
洗車1台に500リットル
自動車1台洗車するのに要する水の量は、およそ500リットルといわれています。月1回洗車するとして1台で年間6トン、市内の自動車総数約9万台では年間54万トンの水を消費することになります。
また、飲料水をはじめ炊事、洗たく用など人間が生きるための最小限度の水の量は、1日1人平均450リットルから500リットル、1年間でおよそ17トンが必要とされています。それでみると車1回の洗車の水の量は人間一人の1日分の必要水量に匹敵することになるのです。車を洗うときは、水道のホースで流しっ放しにせず、バケツの水を使うよう心がけて実行にうつすだけで相当の節水ができることになります。みなさんのご協力をお願いします。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 洗車1台 500リットル