【広報ふじ昭和53年】地震予知とあなたのくらし 7
判定が出たらどうすべきか
では、判定を知ったとき、みなさんはどう行動すればよいでしょうか。判定の内容にもよりますが、ここでは「数時間以内に大きな地震が発生する可能性がある」という判定が出た場合に、どうすればよいか考えてみましょう。
この場合、まず政府をはじめ、県や市町村、その他の関係機関は、ただちに非常体制に入ります。そしてテレビ、ラジオや広報車などを通じて、必要な情報をみなさんにつたえるとともに、地震が発生する前にできるかぎりの対策を実施することになっています。特に消防、警察など防災活動の主力となる機関は、地震がおこる前の混乱をふせいだり、危険な場所にあらかじめ待機したり、いざ地震が発生したときすぐ出動できるように準備したりします。
このような状況のもとでの、家庭と職場におけるみなさんの心得を、自治省消防庁の協力を得て、それぞれ10か条にまとめてみました。
判定が出たら…家庭での心得10ヵ条
1.すぐ家庭の防災会議
たとえば、火の始末はだれがするのか、幼児や老人の避難はだれが責任をもつのか、など各人の分担を話し合って決めておこう。
2.家の中ではつぶされないようにしよう
とりあえず、身をおく場所をたしかめよう。重い家具を壁にとめ高いところから重いものやガラス類をおろそう。すじかいなどで家の補強をしよう。
3.火はできるだけ使わないようにしよう
地震でこわいのは火災です。やむをえず火を使うときは、そばに人がいるようにするか、地震で自動的に消えるものにしよう。
4.危険物などの安全に注意しよう
灯油、ベンジン、食用油など燃えやすいものは、安全な容器に移し火元から離そう。プロパンガスのボンベは元栓をしめ、倒れないように鎖などで国定してあるかたしかめよう。
5.水や消火器を用意しよう
万一火がでてもすぐ消せるよう消火器やバケツを用意しておこう。消火器は使い方をたしかめておこう。風呂にも水を張ろう。
6.正しい情報をつかもう
テレビやラジオのスイッチは常に入れておこう。また、市役所、警察署や消防署などからの情報には、たえず注意しよう。
7.身軽で安全な服装に着がえよう
作業にも便利で、最悪の場合そのまま逃げられる服装にすぐ着がえよう。ずきんやヘルメットもつけておこう。
8.非常持出品をたしかめよう
水、食料、ラジオ、懐中電灯、医薬品など、非常持出品がそろっているか、たしかめよう。あわてて買物に走っても手に入るとはかぎらない。ふだんから用意しておくことが大切。
9.避難場所などをたしかめておこう
10.隣近所で助け合い
お知らせ
7月の当直医
添付ファイル
※PDFを初めてご覧になる方は、ソフト(Adobe Reader)のダウンロードが必要です。
「Get Adobe Reader」のボタンをクリックし、説明に従いAdobe Readerをダウンロードして下さい。
広報広聴課 (市庁舎8階北側)
電話:0545-55-2700 ファクス:0545-51-1456
メールアドレス:kouhou@div.city.fuji.shizuoka.jp