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【広報ふじ昭和53年】夏休みは“非行の季節”

規則正しい生活を“わるい芽”は早くつみとろう

 夏休みは“非行の季節”からこどもを守るためには、保護者は、こどもの良き相談相手となって、家族全員が話し合う機会をできるだけ多くもち、日ごろから相互理解を深める努力が大切です。
 夏休み中は、とくに次の点に心がけましょう。

生活のリズムをくずさない
 盆踊りや花火大会など夜間の野外行事が多く、夜遊びのクセがつきやすくなります。また、昼間は暑いこともあって、生活パターンは“夜型”になりがちです。このような生活のリズムは、夏休みが終っても、すぐに直りにくく、学校ぎらいや家出に結びつき、非行化の原因となります。
 第一に、子どもの生活リズムをくずさないこと。そのためには家族全員が規則正しい生活を心がけることです。

生活態度、服装、持ちものなどに注意
 海、山でのキャンプやドライブ、アルバイトなど“豊富”な自由時間を背景に、新しい仲間と知り合う機会がふえます。そうした友達との付き合いを通して、仲間意識からくる“もたれあい”のほか、好奇心も手伝って、さまざまな非行に走るケースが後を断ちません。非行の芽は一刻も早くつみとることが大切です。そのための早期発見のポイントとなる目安をいくつかあげてみました。

▲警察のことを「サツ」といったり 周囲には、わかりにくい隠語を使うことはないか。あるいは言葉づかいが乱暴になっていないか。
▲家の人に行き先をいわずに外出したり、帰宅時間が不規則におそくなったりしないか。
▲以前とくらべて金づかいが荒くなったり、使いみちをいわずに小づかいをせびったりしないか。
▲服装やヘアスタイルを必要以上に気にしたり、着方がくずれていないか。

夏に青少年を守り育てる運動

正しい判断とたくましい実践力のある青少年を育成

 正しい判断と、たくましい実践力のある青少年を育成しよう……と市および富士警察署では、7月10日から8月31日までを「夏に青少年を守り育てる運動」と銘打っていろいろな行事を展開し、市民の協力を強く呼びかけています。主な運動はつぎのとおりです。

◎家庭における青少年の立場や役割を確立させよう。
 ・一家団らんの日をもうけ、家族で楽しい一日を過ごす。
 ・家族で話し合い、一日の生活のリズムや役割を決め実行する。
 ・夕食後などに家族できょうのできごとや反省について話し合う。

◎地域の青少年グループ、団体への積極的な参加と、育成を促進させよう。
【地域】
 ・地域における行事や奉仕活動に、青少年を参加させるとともに、青少年の創意、熱意が生かされるよう工夫する。
【家庭】
 ・趣味や奉仕を目的とする青少年グループ、団体への理解を深め、積極的参加をうながす。
 ・活動の状況を話し合ったり、激励する。

◎青少年をとりまく俗悪な環境を浄化し、青少年の事故や非行の防止に努めよう。
【地域】
 ・俗悪な広告、ポスター、自動販売機、図書等を追放する運動を強化する。
 ・地域内の暗がりや、非行のたまり場をなくす運動を組織的に行う。
【家庭】
 ・子どもの服装、持ち物、外出状態、交友等の観察に留意し、非行の防止に努める。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 夏は睡眠時間を充分にとりましょう
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