「松くい虫」を退治するため市ではヘリコプターで市内の空から2回にわたって農薬(スミチオン乳剤)を散布しました。
このヘリによる農薬散布は第1回が5月27日、第2回が6月10日で、市内柏原から今井東町にかけて海岸線一帯の松林を中心に行ないました。
とくに市林政課では、ミドリの松を守るため、ことしこそこのおそろしい「松くい虫」を全滅させようと市民の協力を強く呼びかけています。
●松くい虫の特徴
お宅の林や庭先の松が赤くなっていませんか。松特有の色を失なっているような松の多くは「松くい虫」におかされているものです。そのまま放っておくと次々とまん延し、付近の松は全滅の危険にさらされます。異状を認めたら、すばやく防除を行ってください。
●防除の方法
急激に赤く枯れてしまう松は、ほとんどが体長0.6〜1ミリ程度のマツノザイセンチュウという害虫のしわざです。
●薬剤散布…マツノザイセンチュウは、マツノマダラカミキリ虫によって運ばれマツノマダラカミキリ虫が食事した傷口から樹木の体内へ侵入するので、マツノマダラカミキリ虫を寄せつけないためスミチオン乳剤1,000倍液を散布します。
●被害木は伐採…枯れた松にはマダラカミキリ虫が生息しているので切り倒し、丸太、枝葉、切株はスミチオン乳剤1,000倍液を散布するか焼却します。
松くい虫のことについては市林政課(内線412)へご相談ください。