【広報ふじ昭和53年】グラフふじ
新鋭のX線断層装置を導入 市立富士中央病院に県下では3番目
市民の健康を守るため市立富士中央病院に約2億円をかけて最新鋭の「コンピューターX線断層装置」を導入しました。
この装置は、昭和51年度に新設された「脳神経外科」を充実させることを狙いに52年度予算で購入、本年4月から利用しています。メーカーは英国のエミ社で保守は東芝のメディカル社があたっています。
また、この装置の特徴は、これまでレントゲンは平面的しか撮影できなかったものが、立体的に撮影ができ、解剖する場合悪い部分がハッキリ写し出されるなど容易に手術がやりやすくなったほか、緊急を要する場合に大きな効果を発揮することができます。この機械は、県下では西部医療センターと蒲原病院についで3番目の設置です。
この装置の利用については、患者の医療費負担を軽減するため保険で取り扱われることになっています。
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( 写真説明 ) 威力を発揮するコンピューターX線断層装置
県下では初めて西分署に訓練塔を特設
市消防署西分署の落成、開署式がこのほど渡辺市長ら関係者多数が列席して開きました。この分署は、いままで市の中心街にあった富士分署にかわるもので、工費約6,200万円をもって、のべ372平方メートルの鉄筋コンクリート2階建が立派に完成しました。
とくにこの分署には、分署長以下19名と水そう付消防ポンプ車、救急車、ハシゴ車が配置されているほか県下では初めて高さ17メートルの訓練塔と高さ9メートルの補助塔がつくられ、レインジャー隊は、高層ビル火災に備えて連日訓練に精を出しています。
また、この訓練塔には、万一落ちても危険のないようアミが張られています。
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( 写真説明 ) 西分署と左側が訓練塔
取水・配水量が一目でわかる 市上水道管理センターに集中遠方監視システムを採用
市内国久保1丁目の吉原送水場にこのほど「市上水道管理センター」が完成、市内にある40か所の水源井や48か所の配水池などの取水量、配水量などの現況が一目でわかるようコンピューターによる集中遠方監視システムが採用され、すばらしい成果をあげています。この管理センターには、上水道系を10水系に区分し、各上水道施設の水源井、配水池の水位をはじめ取水量や配水量、水中ポンプ、送水ポンプの稼動状況、さらには故障の状況などすべてが管理センターへ送信してくるシステムになっています。
これでいままで水のでが悪い、予期しない停電などで送水できなかった市民とのトラブルは100パーセント解消。
なお、この上水道管理センターはのべ433平方メートルの鉄筋2階建で建物関係工事費が6,470万円、ポンプ設備工事費1億400万円、集中遠方監視設備工事5億5,000万円の合計7億7,200万円のお金がかかっています。
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( 写真説明 ) 一目でわかる集中遠方監視システム
添付ファイル
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