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【広報ふじ昭和53年】地震に備えて

これから建てる人へ木造住宅は耐震的なものに

 これから家を建てようとする方は木造住宅を耐震的なものにするため次のことを守ってください。

▲敷地の選定
地盤…良い地盤をえらぶことが大切です。
1.良い地盤…岩盤、硬い砂磔層、砂利混りの層で硬くしまったところ
2.悪い地盤…田、沼地等を埋めたところ、腐食土、泥土、造成地等で盛土したところ、大雨のとき出水するところ。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 悪い地盤は、良い地盤と比べるとゆれが大きく、建物を壊す力が大きい
周囲の状況
 がけ崩れ、土石流、津波、洪水等の恐れのある敷地はさけることが大切ですが、やむを得ない場合は建物を鉄筋コンクリート造にするか又は鉄筋コンクリート造の床の高いピロティー等で造るようにしてください。

▲基礎
 基礎はコンクリートの布基礎としなるべく高くしてください。
 悪い地盤のところでは、必ず鉄筋を入れてください。

▲腐蝕防止
 床下の通気をよくするため、布基礎には換気孔をなるべく多く設けてください。特に玄関、台所、風呂場等の周りは通気をよくすることが大切です。また土台、柱の根元床組には防腐と白アリの害を防ぐための薬剤を塗布してください。
▲家の形
 地震の力が建物全体を平均に伝わるような単純な形がもっともよくデコボコの多い建物又は大きな部屋(24畳程度)のある建物は地震に対して弱くなるのでさけるようにしてください。

▲壁の量
 カベは多ければ多いほど、建物全体のつり合いがよく、4隅に設けることが大切です。カベのついてない独立した柱を設けることは極力さけてください。

▲屋根
1.屋根は、軽いフキ材の方が地震には有利です。
2.瓦ブキには他のフキ材にない良いところがあります。従って瓦屋根をえらぶ場合が多いのですが、瓦の重量は建物の重量の大半を占めるので、できるだけ軽くするように工夫することが大切です。
(イ)屋根全体の形を切妻等の単純なものにして、二重、三重造りの屋根はさける。
(ロ)入母屋造、寄せ棟道等の複雑なものはなるべくさける(図−1)
(ハ)棟瓦の高さはなるべく低くして軒の出等も不必要に長くしない(図−2)
- 図表あり -
( 図表説明 ) (図−1)(図−1)

▲2階建ての場合
 2階建ての場合は、間取りを考える時に、2階の柱が1階の柱の上にくるよう配置するとともに、建物の隅柱は、通し柱を設けるようにしてください。
くわしいことについては、直接市建設部管理課(電話51-0123 内線344)の建築相談窓口でご相談ください。

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