市消防本部ならびに消防署では、今回の秋の火災予防運動について、全市的に実効のあがる運動をくりひろげた結果幸い運動期間中は出火件数、死者数とも前年にくらべ減少、市民のご協力に対し感謝しています。
ところが火災による死者数は年間を通じ全国で戦後最高であった昭和48年の死者数(1,870人)を超えることは確実という最悪の事態をむかえようとしています。
しかし富士市は52年1月から12月までの1年間で僅かに自殺放火1件となっていますが、とくに火災シーズンに入り幼児、老人、病人等の焼死防止対策の推進をはかるため次のことを守ってくださいと市民に呼びかけています。
▲家族が留守等で1人になったときに死亡するケースが多いことから幼児、老人等を置いて外出しないこと。また止むを得ず外出する場合は、隣近所に声をかけましょう
▲幼児、老人、病人等の安全な就寝場所、避難路を確保しましょう。
▲日頃から火災の際の避難方法等を家族で話し合いましょう。
▲就寝前の室内外巡回の点検を実施しましょう。
▲暖房器具は出入口、通路、階段下等の避難の支障となる位置では使用しない。
▲カーテン、障子、フスマ等燃えやすいものの近くで使用したり、燃えやすいものが落下するおそれのある場所では使用しない。
▲暖房器具を使用する場合は、付近に消火器、水バケツ等を配置する
▲火災が発生した際は、初期消火、確実な通報、周囲への連絡、避難路の確認など落ち着いた行動をとること。また日頃からこうした訓練を身につけましょう。