めざましい躍進を続けている富士市の表玄関口国鉄富士駅周辺の区画整理事業は、いま着々と進められ、近代的ビルが次から次へとできあがり様相が一変しました。
この富士駅周辺の区画整理は、昭和38年に着工、昭和54年度を完成メドにすすめられていますが、この周辺の施行区域は21.12ヘクタールで、総工費はなんと実に約40億円が投入されます。
一方この区画整理の進展とともに駅前には大型店が進出、6年前にはショッピングセンター「パピー」が1昨年は「イトーヨーカドー」が店開きし商店街も活気を呈しています。
また加島地下道北口前の駅前西ビルは昨年9月に完成をみており、三角屋から静岡銀行富士支店前をはじめ旧フジキネマ周辺の商店街もすっかり近代ビルに衣替え、昔の面影は全く見られません。更には引続き53年から54年度にかけ駅前ふくしま周辺を中心とした16街区、岳南パチンコ店周辺の15街区の共同ビル建設が近く工事に取りかかることになっています。
いずれにしてもこれらのビル工事が完成すれば、待望の駅前周辺の区画整理事業も18年振りの昭和54年度中には名実ともに東海道メガロポリス富士市の表玄関口にふさわしい近代ビル街が立ちならび見違るほどすばらしい富士駅前が誕生することになります。また、これにあわせて駅前広場造成も着工されます。
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( 写真説明 ) 完成間近い駅前ビル(上)と駅前西ビル街