【広報ふじ昭和52年】使う火を消すまで離すな目と心
老人の一人暮し住宅の防火診断
秋の火災予防運動.12月2日まで
市消防本部では、火災シーズンをむかえ市民ひとりひとりの防火意識の向上と火災発生防止および人命損傷の絶滅をはかるため、ことしも1月26日から12月2日まで「秋の火災予防運動」を行います。
こんどの重点目標は幼児、老人の焼死防止対策の徹底と生きた自主防火管理体制づくりをあげ、この期間中、一般住宅防火診断をはじめ老人の一人暮らしの住宅防火診断、自衛消防操法研修会や防火ポスターの募集などきめ細かい行事を盛りたくさん織込んで「火の用心」のPR運動を実施します。
ことし1月から10月まで市内に発生した火災件数は69件で、うち建物火災が50件、車両5件、林野、船舶各2件、その他10件となっており、また死者1名の傷者15名を数えています。出火原因の主なものは、なんといっても「タバコの不始末」の9件がトップで、次に「子どもの火遊び」7件、煙突の過熱及び火の粉および熔接の火花が各5件となっています。
試みにことし1月から10月まで(51年同期比)の出火原因は左の表のとおりです。
また市消防本部では、火災シーズンを迎えて一般家庭および事業所に対し次のことをぜひ守って火を出さないよう注意を呼びかけています。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 出火原因調べ
◆一般家庭では
1.幼児、老人だけを残して外出することは極力さけましょう。
2.幼児、老人の安全な避難方法を考えましょう。
3.就寝前の火の元点検を必ず行ないましょう。
4.寝タバコは絶対にやめましょう。またさせないよう常に注意しましょう。
5.自分が使う火は消すまで責任をもち、その都度安全を確認しましょう。
6.一日1回は防火について反省しましょう。
◆職場では
1.職場ぐるみで、消火、通報及び避難訓練を実施しましょう。
2.消防用設備等を総点検し、いつでも使えるようにしておきましょう
3.非常口付近や通路には物を置かないようにしましょう。
4.職場教育を徹底し、職場の防火意識を高めましょう。
5.複合用途ビル入居者は、共同防火についてお互いに責任を果たしましょう。
石油ストーブは“対震安全消火装置付”を
地震のときの石油ストーブによる火災は、ストーブの上に物が落ちたり、ストーブが倒れたりして起きています。
地震で怖いのは、直接の揺れによる建物の倒壊よりも地震に伴う火災の被害です。
地震時に備えて、昭和53年1月1日から移動式の石油ストーブは、すべて「対震自動消火装置」のついたものでなければ使えなくなりましたのでご注意ください。
- 図表あり -
( 図表説明 ) 対震自動消火装置付マーク
添付ファイル
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広報広聴課 (市庁舎8階北側)
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