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【広報ふじ昭和52年】くらしのちえ

きものの手入れ

 秋は、きもののおしゃれを楽しみたい季節です。着たあとの手入れをきちんと……。まずぬいだら和服用のハンガーに掛けて2〜3時間カゼに当て、きものに含まれている湿気や、からだのぬくもりを取り除きます。ぬいですぐたたむと、布地が黄ばんだり、カビの原因になりやすいもの。風通しをしたら、ビロードの布で布目にそいながらホコリを落します。この布で拭くと、きものにツヤもでてきます。衿山、袖口、すそはベンジンで拭き取ってください。ドロはねは、よく乾かしてからブラシをかけ、軽くもんで落します。手入れがすんだら、きちんとたたんで、たとう紙に包み、衣装箱かタンスに。防虫剤は、紙に包んで入れること。金糸や銀紙の刺しゅうの上に直接おくと、化学変化をおこして黒ずんでしまうのでご注意を。

虫干しのしかた

 10月の半ば過ぎ、いくらか風のある晴天続きの日をえらんで干してください。洋服はハンガ一に、和服はひろげてロープにかけるといいでしょう。カラになった引出しや衣裳箱は、中をきれいに掃除して、隅にたてかけて風を通します。干す時間は午前10時〜午後2時ごろまでが最適。風がよく通り抜けるよう窓はあけ放しておくこと。干しながら衣類を点検して、シミや汚れがあるときは手入れを。軽いカビはブラシをかけ、衿アカなどはベンジンで拭いてください。食べカスのシミは中性洗剤でおとします。干し終ったらブラッシングして、特にシワが目立つものはアイロンがけを。しまうときは防虫剤と防湿剤を忘れずに。

障子の張りかえ

障子の張りかえ
 秋の気配を感じたら、さっそく障子の張りかえを。コツさえのみこめば意外に簡単です。
1.下準備……まず古い紙をはぎ、スポンジかハケに水を含ませて、裏側から棧と枠の部分に充分ぬらしておきます。下段から順にはがし汚れを落し、よく陰干しを。
2.上手な張り方……紙の合わせ目にホコリがたまらないよう、必ず下から張ります。障子をさかさに立て、うすくといた糊をハケでたたくようにつけ紙は巻いたままで左にころがしながら張り、左端はモノサシをあててカッターで切ります。最後に霧を吹いて仕上げます。乾くとピンとなります。
添付ファイル
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