富士市消費生活モニターは、このほど指定野菜14品目の中から7品目(キャベツ、トマト、だいこん、きゅうり、なす、ねぎ、ほうれん草)をえらび出し、鮮度、品質、価格について野菜の調査を行いました。
消費者にとって、日常欠くことのできない生鮮食料品については、鮮度や品質、価格などが不安定なため調査しにくく特に今回は5月から隔月に特別班を編成して追跡調査を行ってみました。この調査には、東部農業改良普及所や富士市公設地方卸売市場の専門家が立合いました。調査は、消費生活モニター22人が日頃買物をしている近所の八百屋から、指定された7品目を午後1時を合図に購入、その物を1か所(吉原市民会館)に持ちよって集合調査しました。集合調査では、モニターが自分たちの目で鮮度、品質をそれぞれA(良い)B(普通)C(悪い)の3段階に選別し、立合った専門家に検討してもらいました。
野菜のえらび方のポイントは、次のようです。
〈キャベツ〉 大きさのわりに重く、やわらかいもので、さわるとパリッとハリのあるもの
〈なす〉 黒くて、つやのあるもの。
〈だいこん〉 色白で、すべすべしたツヤのあるもの。日がたつと首が上ってくる。葉を切ってみて空洞のあるものにはスが入っている。
〈ねぎ〉 弾力がありパリパリしたもの。
〈きゅうり〉 先をさわると固く、イボのとがっているもの。
〈ほうれん草〉みずみずしく、やわらかいもの。
〈トマト〉 はりのあるやわらかいものがよい。オムスビ型はよくない。
価格は、平均価格、高値、安値にわけ、第1回目の5月の調査にくらべ第2回目の7月の調査では、ほうれん草を除き他の6品目はすべて値下りをみせています。これは、地場物が出まわったもので、第3回目の9月の調査では、8月の長雨にたたられ7品目とも値上りの傾向にあり、今後も値上りは続くものとみられています。
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