【広報ふじ昭和52年】9月10日は第17回全国下水道促進デー
市の下水処理場などを一般公開
水は、私たち人間をはじめ、すべての生物にとって生命の根源であり、川や海などの水域は、人間のいこいの場でもあります。
水は資源です。資源であるが故に私たちは使用した水を清浄な水にして、自然に返すことが我々に課せられた義務であり、次の世代の人々のためにも必要であります。
今日その水が人口の増加や生活様式の変化により、川や水路をよごし、いやな臭いや、蚊やハエの発生原因ともなっています。下水道は、これらの汚水をすみやかに運び去り、きれいな水に処理します。また下水道は、文化のバロメーターともいわれ、都市として必要不可欠な施設であり、私たちの健康を守り、快適な生活を保証してくれます。
毎年9月10日は「全国下水道促進デー」に当ります。
“下水道、町の顔です心です”本年は第17回目をむかえ、市では、下水道促進の行事を9月10日を中心に次のように行います。
■下水処理場の公開
期間…9月8日〜14日まで
(イ)吉原下水処理場
(ロ)富士見台下水処理場
上記2か所の処理場を見学希望する方は、直接処理場にお出かけ下さい。
■下水道相談所の開設
期間…9月8日〜14日まで
開設場所…市役所2階市民ホール
この期間中は、担当職員および排水設備業者が常時待機しておりますので、水洗化工事の相談、水洗便所改造資金貸付、排水設備の点検修理などの相談をはじめ材料費のかからない簡易な修理については、業者が無料修理いたします。
■水洗化器具の展示会
期間…9月8日〜14日まで
開設場所…市役所2階市民ホール
この期間中は、水洗化用大小便器洗面容器などを展示します。
■下水道のしくみ
当市の公共下水道は“分流式”を採用しております。“分流式”とは家庭、事務所、店舗等で使用された台所、風呂場、洗面所、便所等の汚水とクーラー、冷却用水、池、プール、雨水など比較的汚染度の少ない水とを分けて、前者を処理場へ、後者を側溝、河川等へ、放流するものです。
55年度には操業開始 完成急ぐ富士下水処理場
富士市では、現在吉原地区のうち吉原、今泉(駿河台以北を除く)伝法(大月線以西を除く)地区に公共下水道管が布設されております。当市の下水道普及率は、全人口に対し8.7パーセント強であり、全国平均の22.8パーセントにくらべ大巾におくれています。
現在、新浜地区に富士下水処理場を建設中でありますが、この処理場は、昭和55年度供用開始予定です。
当初、日量約4万トン(約4万人)を処理しますが、処理区域は、富士駅南北の市街地部分および処理場周辺の地域を処理する予定です。
◇吉原処理場の概要
・所在地 富士市瓜島215-3
・敷地面積 74.3アール
・処理可能面積 350ヘクタール
・処理可能人口 汚水24,000人 汚泥57,000人
・処理水量 13,680立方メートル(1日)
◇富士見台処理場の概要
・所在地 富士見台7丁目11番1号
・敷地面積 約12,000平方メートル
・処理可能面積 76.7ヘクタール
・排水計画人口 11,000人
・処理水量 6,270立方メートル(1日)
添付ファイル
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