走っている時の注意
走っているときのもっとも重要な注意は、マイペースを守ることで、いつの場合でも無理をしてはいけません。仲間と一緒に走って会話のできる状態が理想的といわれます。たとえマラソン大会に参加しても記録に挑戦したり競走する必要はありません。
ランニングの距離
走る距離は年令、性別的にも異りますが、毎日走っている人なら3キロメートルをゆっくり走っても十分効果はあります。毎日10キロメートル以上の長い距離を走る人は、1週間に2日は身体を休ませることも必要であるといわれています。
ランニング中止の条件
走っているときに、著しく呼吸が乱れたり、頭痛、胸痛、めまい、吐き気など感じたら、絶対に無理をしないですぐ走るのをやめて歩くか様子をみながら適切な処置をとり、そしてすぐに医師の診察を受けるようにしてください。
走った後の注意
走り終ったあと、直ちに安静状態にもどると、いろいろの症状が出たり、疲労が残る傾向があります。
これを防ぐには、しばらく軽い運動を行って高まった機能を徐々に安静にしていくことが必要です。
初めて走る人のために
1.初心者は決して急いで走ろうとしてはいけません。まずは歩行、急歩から段々と、かけ足にもっていきましょう。
2.健康増進のために走るのですからまず4分間以上、続けられる楽なランニングから始めてみましょう。
3.ランニングパンツ姿で走るよりも発汗作用を導くようなトレーニングパンツ姿で走り、汗をかきましょう。
4.アスファルトやコンクリートの路面を走るので、固さのショックをさけるため底の厚いシューズを使い足に負担をかけないようにしましょう。
5.長くマラソンを続けるには、グループで励まし合ってやるのがコツです。家族でもよいし、サークルの仲間でもよいから、とにかく集まって走ってみましょう。(終)